森保ジャパンのFW争い激化 ロス五輪世代が突き上げ…28歳が抱く「非常に悔しかった」

イングランド戦に向けて調整した小川航基【写真:岩本太成】
イングランド戦に向けて調整した小川航基【写真:岩本太成】

小川航基はイングランド戦へ「準備をするだけ」

 日本代表のストライカー争いが激化した。1-0で勝利を収めた国際親善試合スコットランド戦から一夜明けた3月29日、グラスゴーからロンドンへ移動後に練習。チャンスを与えられたロス五輪世代のFW後藤啓介、FW塩貝健人が躍動したなかで、国際Aマッチ13試合10得点の28歳FW小川航基はベンチを温めた。現地時間31日にウェンブリースタジアムで行われるイングランド代表戦では「自分が仕留められたら」と、北中米ワールドカップ(W杯)のサバイバルを勝ち抜く覚悟だ。

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 冷たい雨が降り注ぐロンドンで誰よりも燃えていた。スコットランド戦から一夜明け、リカバリーに臨んだ日本代表で、小川は最後までシュートの感覚を確かめた。何度も何度もゴールに向かって右足を振り抜き、ネットを揺らす。前日の鬱憤を晴らすためではない。強豪イングランドを倒すためだ。

「試合に出て点を取りたいと思いながらベンチで相手の分析をしながら試合状況を見ていたけど、最後は出られずに終わったので非常に悔しかった。一喜一憂せずに、すぐに試合は来るのでそこで点が取れるような準備をするだけかなと思います」

 前日は11人の交代枠があり、後藤や塩貝のロス五輪世代やMF佐野航大らパリ五輪世代がテストされた。0-0で迎えた後半からはFW上田綺世やMF三笘薫らが出場。いわゆる“主力組”が1点をもぎ取り、勝利を掴んだ。北中米W杯に向けた新オプションの「3-1-4-2」システムを試したことで交代枠を使い切り、小川に出番は回ってこなかった。先発出場した後藤や、途中出場で決勝点をアシストした塩貝は存在感を示し、猛アピール。若手の突き上げによってストライカーのポジション争いは激しくなった。ベンチで見た小川は、チャンスが与えられると見られるイングランド戦に向けて照準を合わせた。

「こういった(イングランドのような)相手に点を取ることによって人の記憶にも残ると思うし、大事な時に点を取るのはストライカーとよく言うけど、まさにその通り。これはチャンスかなと思う。しっかりとチームで粘り強く守って、最後は自分が仕留められたら」

 森保ジャパンは長く上田がエースとして牽引してきた。だが2019年のE-1選手権で初招集された小川もここまで13試合10ゴールという驚異的な決定力でチームを支えてきた。だからこそ「僕が点を取ることで状況が変わる」と自らを奮い立たせる。北中米W杯メンバー発表前はラストマッチ。FIFAランク4位の強豪相手にゴールを奪い取れるか。小川の挑戦がスタートする。
 

(FOOTBALL ZONE編集部)



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