町田が狙っていた”浦和の穴” スタメン7人変更の采配的中…黒田監督「戦略として共有していた」

町田はアウェー浦和戦で2-1の勝利
FC町田ゼルビアは3月22日のJ1百年構想リーグ第8節で浦和レッズと対戦して2-1で勝利した。連戦の中でスタメン7人変更をした一方で、チームに統一した狙いどころからゴールが生まれた。
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町田は前節に鹿島アントラーズを相手に0-3の敗戦を喫した。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の戦いもあり、リーグ戦は1試合消化が少ないが4連戦の4試合目でもあった。黒田剛監督は「本来のタックル数やボール際のところは敗戦したゲームで機能していなかったのを反省し、前から強くいくのを合言葉に藤尾を先頭にやってくれた」と話す。その中で前半26分の先制点が生まれた。
相手ボールにハイプレスを掛けてキックミスを誘発してスローインを得ると、左サイドで押し込んだところからのバックパスをMF中山雄太がワンタッチでクロスとした。その場所は浦和の守備ブロックを越えたファーサイドで、MF望月ヘンリー海輝が走り込んで蹴り込んだ。黒田監督は「裏のところにウイングバックが詰めることと、そこで可能性を広げる話をしていた。前で潰れて背後というのは戦略として共有していた。彼が抜くことなくアラートに狙い続けてくれた」と、狙い通りの一撃を振り返りつつ望月を称えた。
走り込んだ望月も「クロスを上げる瞬間には来ると思った」と話し、「チームのルールを全員が守ったことによって入った」と、共通認識があったことを話した。その後に同点に追いつかれた町田だが、ラスト10分でMF相馬勇紀が獲得したPKを自ら蹴り込んで競り勝っている。
黒田監督は「4連戦の4試合目で、心身とも疲労がかなり蓄積した中で選手が良く走り切ってくれた」としたうえで「敗戦の後に勝ち切るのは大きいこと。PK戦もあるけど、勝ち点を積み重ねる意味がある。ズルズルと沼にハマらず、選手たちが4試合目だけど頑張ってくれた。ACLEもあり、疲れもある中で今日の7枚替えも、選手たちが日ごろから抜くことなく積み重ねてくれた」と振り返った。
望月もまた、このスタメン変更でチャンスをつかんでいた。それだけに「なかなか出られてない選手が多い中で、やっぱり本当やるしかないっていう。チームとしても個人としてもやらないと評価されない世界なので、そういう一人一人の思いは、僕が言うのもあれですけど、すごく感じた試合だったのかなと思います」と振り返った。
スタメンの入れ替えによるモチベーションと、その中でも共有した狙い所を持っていたことは、どちらに転んでもおかしくないゲームを勝利で終える力になっていたと言えるだろう。


















