浦和の課題改善「簡単なことではない」 指揮官が選手へ共有…大卒ルーキーMFを「見てみたいと思う」

スコルジャ監督が大卒ルーキーMF植木颯に言及
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は3月20日のトレーニング後に定例会見を実施。18日の柏レイソル戦で浮き彫りになった課題についてあらためて話したほか、今月下旬のインターナショナル・マッチウィーク中に台頭を期待する若手にルーキーのMF植木颯を指名した。
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浦和は柏戦を1-1からのPK戦で敗れたが、60分あたりを境に完全に制圧される展開になった。試合後の記者会見で「ハイプレスをかけた後や切り替えが連続した後などは、自分たちの体力を消耗している状況ですので、いったん回復するためにボールを握ることを意図を持ってやる必要がある」と話していた。
この点について指揮官は「もちろん理想は押し込んだ状態でキープすることですが、それは簡単なことではありません」としたうえで、この日のトレーニング後に柏戦の後半15分過ぎの場面を映像で振り返って共有したと話す。「ボールを奪った時に疲れている中でこの時はキープした方が良かったのではないかと話しました。難しいコンビネーションをやろうとして奪われて全員が長い距離を走って戻り、その後にもう1回奪ったんですが、キープせずに前に行ってしまったという場面でした」と、具体的なフィードバックを行ったとした。
攻撃陣に個々の仕掛けに強みを持つ選手が多い編成であるものの「彼らには賢さもスキルもあります」と話す。一方で「交代のタイミングも大事です。この前のゲームは交代が遅くなって失点をしてしまいました」と、自身の采配にも触れた。
そうした中で、22日のFC町田ゼルビア戦後には代表活動による中断期間がある。J1クラブとの練習試合を予定していると明かし、「若手にも力を見せるチャンスだと思います。要求したいのは、メンバーリストに私が入れるように促すようなプレーを見せて欲しいということです」とコメント。そのうえで「植木颯を見てみたいと思います。ボランチの人手が不足している中で、(良いものを)見せて欲しいと思っています」と話した。
グスタフソンと植木は沖縄県トレーニングキャンプ中に負傷して離脱期間があった。グスタフソンの現状に「どれだけ待たないといけないか分からない」と顔を曇らせる指揮官だが、植木は既に復帰してトレーニングも積んでいるという。昨季は日本大学に在籍しながら特別指定登録され、出場機会こそなかったがリーグ第37節ファジアーノ岡山戦でベンチ入りした。左利きのプレーメーカーとして、チームに欠けている構成力の部分での期待も大きい。
もちろん、目の前の町田戦について「彼らはハイプレスのこともあれば、少し引いて構えることもできます。カウンターも脅威になります。ペナルティーエリア内での守備は効果的なものでなければいけません。また、攻撃をしている時のリスクマネジメントも高いレベルで保たないといけない」と警戒を話すが、すでにFW肥田野蓮治がチーム内の得点王の活躍を見せ、FW松永颯汰もデビューした浦和の大卒ルーキー組から、中盤のリーダーが台頭するのかも注目される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



















