“憧れの地”でダンス…64歳名将が笑顔「最高だな」 選手に話した「1分1秒を大事に」

東京Vの城福浩監督「僕自身が国立で初めて勝ったと記憶しています」
東京ヴェルディは3月14日のJ1百年構想リーグ第6節で浦和レッズと対戦して1-0の勝利を飾った。指揮を執る城福浩監督にとっては、自身にとっての「聖地」で嬉しい1勝になった。
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東京Vは前半14分に敵陣でのボール奪取からショートカウンターを仕掛け、エースFW染野唯月が蹴り込んで先制した。浦和に押し込まれる時間もあったものの、ゴール前の安定感は高く1点を守り切った。敵将のマチェイ・スコルジャ監督は「本日のヴェルディは非常に組織的なゾーン1の守備をしていました」と舌を巻いた。
城福監督は攻守のポイントについて「有酸素的にも追い込んでいるので、走った後の精度、攻めた後、守った後の10秒くらいでの回復力が上がっていると思う。染野に足を振らせる、ヘディングをさせるところまで精度が上がってきていると思います」と、ハードワークしながらプレー精度を落とさない取り組みが功を奏しているとの見立てを話す。そして「ブロックの中に入れさせなかったのはコンパクトだったから。あと2メートル、3メートル広ければ(浦和は)差し込んでくる力がある。アラートな状態を続けてくれた」と、集中力を称えた。
そして、城福監督は「子供のころからの聖地であった場所でヴェルディの一員として勝てたのは嬉しい。サッカー選手の憧れの地で、サポーターの中でできるのは選手にとっても幸せ。1分1秒を大事にしようと選手を送り出した」と、国立競技場(今季よりMUFGスタジアム)での一戦について話す。そして「僕自身が国立で初めて勝ったと記憶しています」とも話した。
実際のところ、2008年にFC東京の監督に就任してJリーグの監督キャリアをスタートした指揮官は、FC東京を率いた2009年の清水エスパルス戦で旧・国立競技場での勝利を収めている。しかし、その後の監督キャリアでは国立での勝利がなく、それだけの苦手意識があるのも自然だった。だからこそ「ここでやるラインダンスも最高だなと思いました」と、勝利の儀式に笑顔も浮かべた。
2連敗していた悪い流れをストップし、勝ち点を11に伸ばした。首位の鹿島アントラーズとは勝ち点5差があるものの、ベースにある高い技術に加えて城福流のハードワークを身につけつつあるチームは、運動量と精度を両立したチームになりつつある。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)





















