22歳日本人が欧州で「抜けている」 代表OBが移籍に太鼓判「ドルトムントとか行ってほしい」

【専門家の目|太田宏介】NECナイメヘンMF佐野航大が値千金の決勝弾
オランダ1部のNECナイメヘンに所属するMF佐野航大は現地時間1月17日、リーグ第19節ブレダ戦で劇的な決勝弾を決めた。今季好調なチームを支える22歳MFについて元日本代表DF太田宏介氏が注目している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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チームを救う一撃となった。佐野はブレダ戦で中盤の一角としてスタメン出場。互いに点を取り合い3-3で迎えた後半アディショナルタイム、NECは左サイドから攻撃を仕掛けると次々にゴール前へ選手が入っていき、相手DFに止められそうになったところをフォローしながらゴール前まで進出。佐野は巧みなヒールでつなぎ、最後は味方のコントロールが長くなったところに後ろから走り込んできた蹴り込み、劇的な勝ち越しゴールになった。
太田氏は「球際の強さ、ただ奪うだけではなくてそこから前に出ていくところも含めて今、本当にエールディヴィジの中でも、攻撃だけでなく攻守ともに一番最後の最後までハードワークできる選手」と、チャンスシーンとなった前からの一連の流れに注目しつつ、ゴールを振り返った。
「あの奪ってからラストチャンス、攻撃参加していく時のチャンスと見るや相手ゴール前に侵入していくタイミングのセンスというか。タイミングも素晴らしいし、あとはヒールパスのようなゴール前でのアイデア、工夫みたいなところは、今シーズンだけじゃないですけど、彼の元々の良さみたいなところがずっと出続けている。エールディヴィジの中だと相手ゴールエリア前でのプレーの創造性みたいなところは抜けているなと。それが今シーズン得点につがっているから、よりパフォーマンスとしても高いし、今あれだけのクラブが関心を寄せているっていうのも納得できますよね
2列目であったりサイドもやってるし、ボランチもやってる。監督の最初の11人のリストに必ず名前が入ってるっていうところと、どのポジションでやっても高水準。監督としては一番置いておいて信頼しやすいプレーヤーになってると思う。全てにおいて貢献度が高いですよね」
チームはリーグ戦で11月から7戦負けなし(5勝2分)と好調を維持し、4位につけている。「首位のPSVはちょっと勝ち点的にも離れてますけど、2位のフェイエノールト数値的にも近い。このPSV、フェイエノールト、アヤックスの3強の中で、その次なるチームはAZだったりが並ぶことが近年多かったですけど、ここ1、2年のナイメヘンの結果っていうのは素晴らしい。そのチームを引っ張る佐野航大、本当に印象的なプレーが続いてるなと思います」とチームを攻守で支え、牽引する佐野を絶賛している。
今冬には独1部のマインツや、オランダ国内強豪のアヤックスなどが関心を寄せていると報じられるほど、国内外で注目株となっている。「着実にこれからステップアップしてほしいなと思いつつ、いきなりプレミアよりはブンデスの攻撃的なチームに行ってほしいですね」と太田氏は推奨した。
その理由として「今のマインツとかだと、かなり守備的で守備に追われる時間も多いし、結構中盤を通り越していくようなサッカースタイルのチームが多いから、佐野選手の良さが出ない」としつつ、「ドルトムントとか行ってほしいな」と、かつて香川真司が活躍した強豪への移籍を期待している。
(FOOTBALL ZONE編集部)

太田宏介
太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。





















