引退試合で感じた敗戦危機「ヤバい」 歴代8番が豪華共演…柿谷曜一朗が感じた「2人の偉大さ」

本田圭佑らライバルの「ガチ」守備に「本当に怖かった」
元日本代表FW柿谷曜一朗氏は12月14日、ヨドコウ桜スタジアムで行われた自身の引退試合「THE LEGEND DERBY YOICHIRO KAKITANI ーLAST MAGICー」に出場し、2ゴール1アシストを記録して現役生活に別れを告げた。この試合は柿谷氏の要望で真剣勝負の“ガチンコ大阪ダービー”として実施。セレッソ大阪のレジェンドが集った「OSAKA PINK」は前半開始早々に2失点し、試合後に「本田圭佑さんのあのボレーが入ってから、いよいよヤバいなって。最後覚悟しました。負けるんじゃないかなって」と振り返った。
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試合は前半3分、本田圭佑に先制ゴールを許すと、同5分にも家長昭博に追加点を奪われる苦しい立ち上がりとなった。しかし前半35分、香川真司のパスから柿谷氏が反撃の狼煙となるゴールを奪うと、同38分には柿谷氏を起点に杉本健勇が得点し同点に追いついた。後半に入って乾貴士のゴールなどで追いつき、最後は後半43分に柿谷氏が決勝弾を決めて、劇的な勝利で幕を閉じた。
本田が監督も務めた「OSAKA BLUE」が勝利への執念を燃やすプレーを見せ、柿谷氏は「現役中に感じた怖さとか、っていうのを最後に感じさせてもらえることができて。とにかくOSAKA BLUEのメンバーには感謝をしたい」と言及。「倉田秋の推進力が一番怖かったです。走り回ってボール奪って出ていって。『ガチでやれ』って言われてるからって言われた」と冗談交じりに振り返った。
この試合、「OSAKA PINK」のスタメンには、柿谷のほか、香川、乾、清武弘嗣、森島寛晃と歴代の背番号8が揃って、同じ背番号でピッチに立った、清武、森島は開始直後に交代したものの、香川、乾とは共演。「ボールをパス交換するだけでもすごい贅沢な話で。一緒にピッチに立ってるだけで、2人の偉大さがひしひし伝わってきた」と感慨を口にし、最後は「セレッソにとって8番っていうのがどれだけ偉大かっていうのを今日見に来てくれた子供たちが感じてくれたと思う。何年後か、何十年後かに、こういうプレーがしたいっていう子供たちが、この8番をつけてプレーしてくれることが願い」と、次代のエース出現へ期待を込めた。




















