17年ぶりのJ1昇格も「そんな簡単じゃない」 千葉の小林監督が投げかけた「愛してもらえますか?」

千葉が17年ぶりにJ1昇格を決めた
J1昇格プレーオフは12月13日に決勝を行い、2025シーズンのJ2リーグで3位のジェフユナイテッド千葉と4位の徳島ヴォルティスがフクダ電子アリーナで対戦。千葉が後半に奪ったゴールを守り切って1-0の勝利。小林慶行監督は「めちゃくちゃ嬉しいですし、めちゃくちゃ疲れました」とこの一戦を振り返った。
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試合は0-0で迎えた後半24分、右サイドを駆け上がったDF高橋壱晟のクロスからFWカルリーニョス・ジュニオがドンピシャヘッドでゴールネットを揺らして千葉が先制に成功。この1点を守り切って、千葉が17年ぶりのJ1昇格を決めた。
千葉を率いる小林監督は「めっちゃくちゃ嬉しいですし、めっちゃくちゃ疲れました」と決勝を振り返り、「後半、徳島さんが結構パワーをかけてきてバーに当たったシュートなんかもありましたから、あそこであのゴールが入っていれば、さらに難しかったゲームにはなったと思います。ハーフタイムで選手たちとはもう相手は出てくるよということは共有していたけど、少し想定していたよりも若干押し込まれてしまった。ただああいうような粘り強く、守備していくところは今シーズンキャンプからトライしてきたので、1年目、2年目を経てトライしてきたことが、最後に実を結んだのかなと思っています」と、キャンプ絡みを結んだ今季を回想した。
そして、「準決勝、決勝、本当にたくさんの方達に来ていただいて、スタジアムを今、みなさん見回してもらえばわかると思うんですけど……最高です!!」と絶叫。昇格できずにJ2で長年過ごした苦しい時期、コロナ禍での苦しい時期を振り返りながら、「本当にクラブをそのまま愛してもらえますか?」と投げかけた。
「でも、やっぱりこの3年間で集まってくれたサポーターの皆さんは、普通に考えればこの3年間、2回に1回は勝ち試合を見てるんですよね、おそらく。それで、来年J1行くんですよね?そんな簡単じゃないですよね、おそらく。難しい時間があると思うんです。でもそんな時に、本当にクラブをそのまま愛してもらえますか?」
会場からは小林監督に大きな拍手が送られ、最後は「今はもう最高に嬉しいし、皆さんと喜び合いたいし、でも次のステージに行ったら、また大変なことが待っていて、その中でも皆さんと共に、ずっとこういう風なスタジアムで戦い続けることができたら幸せだなと思います。みんなでそれを作っていきましょう。ありがとうございました」とまとめた。





















