千葉が17年ぶりJ1昇格決定 カルリーニョスが決勝弾…フクアリで涙の悲願達成

千葉が徳島を下し17年ぶりのJ1へ昇格
J1昇格プレーオフは12月13日に決勝を行い、2025シーズンのJ2リーグで3位のジェフユナイテッド千葉と4位の徳島ヴォルティスがフクダ電子アリーナで対戦した。劇的な形で準決勝を勝ち上がった両チームの激突は、千葉がFWカルリーニョス・ジュニオのゴールで1-0で勝利し、悲願のJ1昇格を決めた。これで来季のJ1にはオリジナル10の全10クラブがトップリーグに揃うこととなった。
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レギュレーション上、引き分けの場合はシーズンの順位で上位の千葉が17年ぶりのJ1復帰となる一戦。今シーズンの対戦成績では千葉が1勝1分けであり、5年ぶりのJ1昇格を目指す徳島にとってはアウェーでの試合という点でもチャレンジャーとして臨むことになっていた。
コイントスでエンドを入れ替えた徳島に対し、前半に自分たちのサポーターに向かって攻める形となった千葉は前半6分に右サイドをMF杉山直宏が突破。折り返したボールにFWカルリーニョス・ジュニオが合わせたが、ミートしきれずにボールは左へ切れていった。徳島も9分にMF渡大生の折り返しからFWトニー・アンデルソンがゴール前で決定機を得たが、シュートを枠に飛ばせない。その後も互いにチャンスを作り合う場面もあったが、前半はスコアレスで終了する。
昇格するためにはゴールを挙げなければいけない徳島だが、後半7分にボールを奪いに行ったキャプテンの渡が負傷。FWローレンス・デイビッドと交代になったが、足を引きずり涙を浮かべながらベンチへ戻った。
守備ブロックを引きながらも一発を習う徳島は、後半14分に決定機を作りだした。千葉のパスがずれたところからカウンターを仕掛け、最後はFWルーカス・バルセロスのクロスからアンデルソンがボレーシュートを放ったが、バーを直撃してゴールは挙げられなかった。
押し込まれる展開となっていた千葉は、後半21分に準決勝の大宮戦で大逆転の立役者となったMF姫野誠を投入する。その直後、徳島は自陣からのロングカウンターを仕掛け、再びトニー・アンデルソンが決定機を得たがシュートはクロスバーを大きく越えた。
攻め込まれていた千葉だが、先制ゴールを挙げる。後半24分、右サイドからDF高橋壱晟がクロスを入れるとカルリーニョス・ジュニオがヘッドで合わせてボールをゴール右隅に決めた。
2点が必要になった徳島は千葉を押し込むが、千葉もゴール前で体を張って守りゴールを割らせない。千葉は時間を使って時計の針を進めようとしていく。徳島も最後までゴールを目指したが千葉が1-0で勝利。フクダ電子アリーナで2連勝を飾り、17年ぶりのJ1復帰を決めた。












