異例の16位から選出も「あるかなと」 中盤で驚異の数字…34歳を奮起させた名将の言葉

稲垣祥は2021年以来2度目のベストイレブンを受賞
名古屋グランパスのMF稲垣祥が12月11日、横浜市内で行われたJリーグアウォーズでベストイレブンを受賞した。チーム順位は16位ながら中盤のポジションで11得点をマークし、堂々の選出。「もちろん、可能性はあるかなと思っていました」と振り返った。
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個性的な衣装で、念願の華やかなステージを体験した。ベストイレブンに選出されるのは、2021年以来2度目。この時は全38試合に出場し、8得点を挙げてチームを5位に導いた。
「1回目の時はチームも上位になりましたし、チームも含めて評価してもらったのはあると思います。あの時はコロナ禍だったんで、この会自体ももう少し質素な感じだったので、そういった意味でも今日は華やかなステージだったのでよかったと思います」
今季チームは開幕から苦しんだ中、ハイパフォーマンスを披露した。長谷川健太監督は、ボランチながら稲垣の得点力を生かそうと、チームを設計。12月に34歳を迎える中、キャリアハイとなる11得点をマークした。
「健太さんに『いい選手は30代になってからもうひと伸びするぞ』と言われて。まあ、そうだよなと。今までのすごい選手の方々を見ても、やっぱり30代に入ってからもう一個活躍して、MVPを獲ったりした姿を見てきました。その言葉を大切にしながら日々過ごしてました。そういった意味では、30代になってベストイレブンに選ばれたというのは大きな受賞だったかなと思います」
同級生の活躍も刺激になっている。ベルギー1部シント=トロイデンDF谷口彰悟は同学年ながら、日本代表の中心選手として活躍している。自身も7月のE-1選手権(韓国)には選出されており、来年の北中米ワールドカップ行きを諦めてはいない。
「間違いなく彰悟も色んなトレーニングやケアを気遣いながらやっているからこそ、今代表に戻ってきて活躍している。まだまだこの年代の選手もできるという所は僕も彰悟と一緒に見せていきたい。来年のW杯もチャンスがある限りは狙いたいし、僕自身も可能性がゼロではないと思っているので。そのためにも今まで以上のインパクトを残さないといけない」
(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)













