佐藤龍之介、ベストヤングプレーヤー賞「取れると思っていた」 3試合→28戦6Gの大飛躍「手応えあった」

19歳は優秀選手賞とダブル受賞
ファジアーノ岡山の日本代表MF佐藤龍之介が12月11日、横浜市内で行われた「Jリーグアウォーズ」に出席し、ベストヤングプレーヤー賞を受賞した。「取れると思っていた」と自信を持っていたプロ3年目の19歳。優秀選手賞もダブル受賞し、28試合6得点で文句なしの栄冠だ。
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「安心というか、嬉しさもありながら、自分が取れるとは思っていましたけど、いざ言われると本当に嬉しく思いました」
白のコーデュロイ生地のセットアップに身を包み、岡山カラーのスカーフをポケットに入れて登場した佐藤。元日本代表MF小野伸二氏から手渡されたトロフィーを受け取ると満面の笑みを浮かべ、受賞の喜びを実感した。
「実感がこのアウォーズで湧いたので、1年間頑張って良かったと思います。自信がついたと思いますし、チームの攻撃の中心となってやれているなというのを感じでいた。本当に成長できた1年だったと思う。代表を除いたらすべての試合に出場できたことと、得点、左右のウィングバックをやって得点も重ねられたことで手応えもあったので、選ばれるかなと期待していました」
FC東京の下部組織からトップチームに昇格したのが16歳。だが、昨季はJ1で3試合の出場にとどまり、悩みに悩んで岡山への期限付き移籍を決意した。左右のウイングバックをこなして、4月、7月、10月に月間ベストヤングプレーヤー賞を受賞。6月にはA代表に初招集され、7月のE-1選手権、9月のU-20W杯と世界も経験した。
「代表に入ってから自分のプレーに自信がついた。夏頃から自分に対する要求も、基準も高くなっていったのでいい変化だなと思います。1年前はちょうどこの時期すごく悩んでいた。この決断を必ずいいものにすると目標にしていたので、自分を信じて良かったなと思います」
岡山のJ1残留に大きく貢献した佐藤。今季初挑戦となったポジションでは、守備も求められ葛藤もあったが、だからこそ大きな成長を遂げられた。来年は北中米W杯。若き力を今度は世界で発揮したい。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)













