水戸が森直樹監督の退任とフットボールダイレクター就任を発表した

　Jリーグの水戸ホーリーホックは12月8日、森直樹監督が2025シーズンをもって監督を退任し、新たにフットボールダイレクター（FD）へ就任することを正式発表した。栃木SCのコーチを務めていた樹森大介氏が、新監督に就任する。

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　森直樹氏は1977年11月21日生まれの48歳で、埼玉県出身。武蔵越生高校、道都大学を経て、2000年にセレッソ大阪でプロキャリアをスタートさせた。2003年からは水戸でプレーし、2006年からは同クラブのユースコーチとして指導者の道を歩み始めた。その後、水戸のコーチ、スカウトなどを歴任し、2024年5月から監督に就任していた。

　監督就任2年目となる2025シーズンには、クラブ史上初のJ2優勝とJ1昇格を達成し、長年の目標を実現させた功労者である。

　森氏はクラブを通じて「J2優勝・J1昇格を掴み取れたと感じています」「これまで築き上げてきた『育成』をはじめとする多くの価値を守り、さらに前へと進めていく責任を担うのは自分しかいないと強く感じました」「クラブをより強く、戦う集団へと進化させていくという思いに、一切の揺らぎはありません」などとコメントを発表。クラブの未来を切り拓くための決断だと説明した。

　監督退任とFD就任という異例の発表に対し、SNS上では「大功労者の退任は衝撃的」「スゴいな、そんな事あるんだ」「J1に昇格させてくれてありがとう」「これからも水戸を盛り上げてください」「思い切ったな」「びっくりした」「引き抜かれないだけよかった」「水戸はすげぇ判断したな」と反響が沸き起こっている。