日本のグループFは「逆に死の組」 ポット1のオランダ…代表OBが”警鐘”「メンバー見たらえぐいよ」

【専門家の目|ハーフナー・マイク】日本はオランダ、チュニジア、欧州プレーオフBの勝者と同組
2026年に開催される北中米ワールドカップの抽選会が現地時間12月5日、アメリカのワシントンで行われ、日本代表はグループFでオランダ、チュニジア、欧州プレーオフBの勝者と同組になった。オランダのエールディビジでプレー経験があり、さらにオランダととのハーフである元日本代表FWハーフナー・マイク氏が同国について言及した。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
◇ ◇ ◇
ハーフナー氏は現役時代、オランダ1部フィテッセでプレーをし、12-13、13-14シーズンには2桁ゴールも記録。その後15-16シーズンからADOデン・ハーグで2年間プレー。1年目には同リーグでの日本人最多得点となる16ゴールを奪った。
オランダとの対戦が決まったなかで、ハーフナー氏はまず「全然楽な相手ではないと思います」と語った。
「メンバー見たらえぐいですよね。バルセロナとか、マンチェスターシティ、リバプールとトップチームで主力を張っている選手ばかりで、バランスがいい。ストライカーがいないと言われるけど、オランダで得点王になってバルセロナでもプレーしたデパイもいて、純粋なストライカータイプじゃないけどもガクポもいます」
オランダ代表の11月の最新メンバーを見ると、ディフェンスラインにはフィルジル・ファン・ダイク(リバプール)やミッキー・ファン・デ・フェン(トッテナム)、ユリエン・ティンバー(アーセナル)がおり、中盤にはライアン・フラーフェンベルフ(リバプール)、フレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)、ティジャーニ・ラインデルス(マンチェスター・C)と強力な選手たちがズラリと並んでいる。
さらにポット3からはアフリカ勢のチュニジアと同組に。対戦成績では5勝1敗と好相性であり、直近では2022年のキリンカップ(0-3)で敗れているが、2023年にはFW古橋亨梧、MF伊東純也の得点(2-0)で勝利した。
それでもハーフナー氏は「正直チュニジアも舐めてはいけないと思う」とし、「オランダ含めて他のチームも日本が強いって分かっているから、一番警戒してくるんじゃないですかね。グループステージから日本を舐める国なんて1つも絶対ない。それこそチュニジアは親善試合で勝ってはいるけど、本大会になると全然目の色が変わる」と語る。
そしてポット4では欧州プレーオフB(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア)の勝者と対戦するが、「下手したら最後の4チーム目次第で死のグループになると思います。個人的には余裕とか楽なグループじゃ全然ないなって。前回大会で日本はドイツ、スペインに勝ってそういう恐ろしさを他国は見ているので、そういうのも踏まえて本当に楽な組じゃないなと思います。逆に死の組じゃないかなっていう印象です」と言及している。
最後に日本対オランダの試合結果を予想しもらった。
「結局暑さに強いのは日本」と、熱い地域で行われることに触れつつ、「引き分けで終わると予想します。オランダ優勢かなと思いますけど、ただ日本はチームとしてもすごい強いし、暑さを考えるとその部分を考慮して引き分けだと思います」と分析し展望している。
(FOOTBALL ZONE編集部)

ハーフナー・マイク
ハーフナー・マイク/1987年5月20日生まれ、広島県広島市出身。2006年に横浜F・マリノスの下部組織から昇格。福岡、鳥栖への期限付き移籍を経て、2010年に甲府に完全移籍。2011年にJ1で日本人トップの17得点を挙げ、日本代表に初選出。2012年1月にオランダ1部フィテッセに移籍。スペイン1部コルドバ、フィンランド1部ヘルシンキを経て、15-16シーズンはオランダ1部デン・ハーグに加入し、16得点を記録。その後は神戸や仙台などを経て、2022年に現役引退。日本代表は通算18試合4得点。現在はJ2甲府のクラブアンバサダーに就任し、ホームタウン活動やスクールコーチを務めている。





















