日本代表FWが「この試合の主役となった」 記録的ゴールラッシュ…現地喝采「マスタークラス」

上田綺世が4得点で得点ランク独走
オランダ1部フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世は、現地時間12月6日に行われたエールディビジ第34節のPECズウォレ戦で圧巻の4ゴールをマークし、6-1での大勝に貢献した。この活躍に対し、オランダ紙「AD」は「上田綺世はPECズウォレ戦で4ゴールを挙げて輝いた」と報道。27歳のストライカーのパフォーマンスを大々的に称賛している。
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試合前日、上田はインタビューに応じ、この夏の国際大会で日本がオランダと対戦するのを楽しみにしていると語っていた。その“夢のシナリオ”が現実となった翌日、上田は「自身ができることすべてを改めて証明してみせた」とオランダ紙は綴っている。
上田は、この試合で前半だけでハットトリックを達成する。前半3分にMFゴンサロ・ボルジェスからのクロスを頭で合わせて先制点を奪うと、同10分にはFWルチアーノ・ヴァレンテとMFクインテン・ティンバーの連係からゴールを決め、追加点をマーク。さらに同20分にはMFヒス・スマルからの正確なクロスに再び頭で合わせ、前半だけで3得点を挙げた。
上田はその後も活躍を見せ、前半のコーナーキックの際にズウォレのDFアンセルモ・ガルシア・マクナルティに倒されPKを獲得する。PKはティンバーが蹴ったが、上田の献身的なプレーがゴールにつながった。「PECズウォレ戦の最初の45分は、このストライカーにとってマスタークラスだった」と、その決定力の高さを称賛している。
さらに上田のゴールラッシュは後半も続き、後半9分にはコーナーキックを再びヘディングで合わせ、チームの5点目を奪取。このゴールで今季リーグ戦18得点とし、「グース・ティルより8点、イスマエル・サイバリとジズ・ホルンカンプより10点も上回っている」と、その得点力の高さを強調した。
ロビン・ファン・ペルシー監督は、この試合を週末のビッグマッチであるアヤックスとのクラシコ、さらにUEFAヨーロッパリーグのプレーオフを見据えた調整の場とも位置づけており、上田も後半17分にベンチへと退いた。交代した上田を筆頭に、フェイエノールトは6-1で大勝を飾っている。
ファン・ペルシー監督は「このアタッカーが戻ってきたことは大きな後押しになった」と、再びゴール量産体制に入った上田の活躍を特に評価している。また、現地メディア「Rijnmond」も「ハットトリックにヒーロー。上田が快勝をもたらす」と見出しを打ち、「上田彩世がこの試合の主役となった。PECズヴォレのディフェンダーを抜き去り、相手GKと1対1になった時、彼は躊躇せず果断にボールをゴールに叩き込んだ」と称賛している。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















