ロゴ変更で「ピンクリボンになる衝撃」 専門家が感動…特別ユニが「素晴らしい取り組み」

PSGの限定ユニフォームに注目【写真:ロイター】
PSGの限定ユニフォームに注目【写真:ロイター】

PSGのピンクリボン特別仕様ユニフォームに脚光

 フランス1部のパリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間10月17日、リーグ・アン第8節でRCストラスブールと対戦し3-3のドローで終わった。この試合においてPSGは、胸スポンサー部分にピンクリボンをあしらった特別仕様のユニフォームを着用したなか、ユニフォーム研究家の「ともさん」が注目している。

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 これは胸スポンサーのカタール航空との協働による「ピンクリボン月間」(Pink October)のキャンペーンによるもので今年で4年目。クラブはこのユニフォームを筆頭に「(10月は)乳がん撲滅に向けた予防と啓発活動をおこなう」と発信している。選手が着用したピンクリボン特別仕様のユニフォームはオークションにかけられ、収益は全てAH-HP(パリ公立病院連合)に寄付されるとのこと。

 ともさんは「CLチャンピオンチームの胸表示がピンクリボンになる衝撃。しかも今回が初ではなく、PSGのピンクリボン企画は今年で4年目となる。このクラブの持つ影響力をユニフォームを媒介として継続的に社会貢献に役立ててくれている、素晴らしい取り組み」と絶賛している。

「ここで考察すべきことのひとつは、胸スポンサーがそのロゴを変更することで社会貢献事業をクラブと一緒に行っているという点。本来の社名ではないものを入れることは自社の広告につながるとは思えないが、素晴らしい取り組みを行うことでそのスポンサーの名を広め、ポジティブな印象を植え付ける結果となっている。サッカーが社会、文化の一部となり、ユニフォームがコミュニケーションツールのひとつとして社会貢献活動に使われる。私はこのようなユニフォームの使い方に感動する。

(画像はPSGの公式Xより)
(画像はPSGの公式Xより)

 日本でもJクラブによる社会貢献活動はシャレンなどを通じて多く見られる。クラブやホームタウン、またスポンサーとの協働も多い。しかし今回のPSGのような公式戦での特別仕様ユニフォームはまだ少ない。やはりニュースバリューとしては試合用ユニフォームをツールとして使う価値は高いと思われる。Jクラブでもこのような試合用ユニフォームでの企画が待たれる」と、日本でもPSGのようなユニフォームを介して社会的な取り組みをしてほしいと言及している。

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