アジアでの実績十分…元J指揮官が欧州行き? 海外注目「ヨーロッパへの移籍は避けられない」

ケビン・マスカット監督らの去就に注目
横浜F・マリノス時代にリーグ優勝を果たしたオーストラリア人監督のケビン・マスカット氏が、中国リーグで上海ポートを率いて2連覇を達成。スポーツ専門局「ESPN」では去就に注目した特集を行っている。
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メルボルン・ビクトリーを率いて2回のオーストラリアAリーグ優勝を果たしたマスカット氏は、2021年夏にかつてアシスタントコーチとして学んだアンジェ・ポステコグルー監督の後任として横浜FMの監督に就任。ハーフシーズンの指揮だった初年度はリーグ2位で終えたが、翌シーズンに優勝を果たした。23年も優勝争いを演じて2位で終えると退任し、上海ポートの監督に就任していた。
昨季に圧倒的な得点力で優勝に導いたマスカット氏だが、今季に向け元ブラジル代表MFオスカル、元アルゼンチン代表FWマティアス・バルガスが退団。中国代表FWウー・レイは負傷により今季は6試合1ゴールに終わり、「2024年に挙げた96ゴールのうち56ゴールをマークした3人組を失った」とされたシーズンだったが、それでも72得点を挙げるチームを作り上げて連覇を達成している。
特集ではマスカット氏の実績を強調しつつ、欧州での指揮を含む去就を注目している。過去にはベルギー1部シント・トロイデンをわずか半年で解任となった苦い過去を持つが、直近1年間でもスコットランド1部セルティックや、イングランド・プレミアリーグのウォルバーハンプトンの監督就任に近づいたとされる。
また、現役時代にサンフレッチェ広島でプレーしたトニー・ポポビッチ監督が率いるオーストラリア代表も、来年の北中米共催ワールドカップ(W杯)が終われば新しいサイクルのスタートになるだけに、大会の成績によってポポビッチ監督が退任するなら「空席を埋める最有力候補とみなされるだろう」としている。
アジアで3か国でリーグ優勝5回と実績を積み上げてきたマスカット氏は、再び指導者として欧州に渡るのか、それとも上海の指揮継続となるのか。あるいは、代表監督の座を含めた去就が注目される存在になっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















