J3降格の熊本、大木武監督が退任発表 クラブは慰留も…6シーズン指揮「かけがえのない時間だった」

大木武監督の退任が発表【写真:徳原隆元】
大木武監督の退任が発表【写真:徳原隆元】

J2昇格や天皇杯3位…6年指揮の実績にクラブも感謝

 ロアッソ熊本は11月29日、大木武監督が2025シーズン限りで退任することを正式発表した。クラブによれば、大木監督からの申し出を受け、協議の末に今季限りでの退任が決まったという。

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 静岡県出身の大木監督は1961年7月16日生まれの64歳。選手時代は清水東高、東京農業大を経て富士通でプレー。引退後は指導者の道を歩み、清水エスパルスやヴァンフォーレ甲府、日本代表などでコーチ・監督を歴任。2020年からロアッソ熊本を率い、2021年のJ2昇格、2022年のJ1参入プレーオフ進出、2023年の天皇杯3位など、クラブに歴史的成果をもたらした。

 クラブはリリースで「熱意に満ち溢れた指導で選手の成長に取り組み、チームの強化に尽力いただいた」と大木監督の貢献に感謝の意を表し、「その手腕を来季以降も発揮してほしいと考えていたが、本人の意志を尊重した」と説明している。

 また、大木監督は「ロアッソ熊本で過ごした時間は、私にとって大変貴重でかけがえのない経験となりました」とコメント。「クラブが今後さらに発展し、地域から愛される存在になることを願っています」と今後の発展にも期待を込めた。

 クラブは最後に「これまでの功績に深く感謝し、今後のさらなる活躍を祈念いたします」と締めくくっている。

 大木監督のコメントは以下のとおり。

「このたび、2025シーズンをもちましてロアッソ熊本の監督を退任することとなりました。在任期間中、クラブを支えてくださったすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。日頃よりクラブの活動に多大なるご支援を賜っておりますスポンサー各社の皆さまに、まず深く感謝申し上げます。皆さまのご理解とご協力が、クラブの歩みを力強く支えてくださいました。

 また、どんな時も温かい声援を送ってくださったサポーターの皆さま、試合運営やクラブ活動を支えてくださったボランティアスタッフの皆さまにも、心より感謝いたします。皆さまの存在が、選手とクラブの大きな力となっておりました。クラブの運営を支えてこられたアスリートクラブ熊本の藤本社長をはじめ、日常業務を担われる社員の皆さまに対し、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。皆さまのご尽力があってこそ、監督としての職務を全うすることができました。

 また、クラブ強化を担ってこられた強化部スタッフ、日々ともにチームづくりに携わってくれたコーチングスタッフ、選手のコンディションを支えてくれたメディカルスタッフ、チーム運営の最前線で支えてくれたマネージャースタッフの皆さんにも、深く感謝しております。皆さんの専門性と献身が、チームの基盤を支えてくれました。ロアッソ熊本で過ごした時間は、私にとって大変貴重でかけがえのない経験となりました。クラブが今後さらに発展し、地域の皆さまからより一層愛される存在となることを心より願っております。これまで本当にありがとうございました」

(FOOTBALL ZONE編集部)



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