”番人”水戸がJ2初優勝 2部最長26年目で悲願…本拠地でクラブ初のJ1昇格達成

ホームで大分に2-0で勝利
水戸ホーリーホックは11月29日、J2リーグ最終節で大分トリニータに2-0で勝利し、クラブ初となるJ1昇格&J2優勝を果たした。Jリーグ全クラブのなかで最長となるJ2で26年目となった今シーズン、一時は首位を走るなど快進撃。勝てば自力で昇格を決められる2位で最終節に進むと、見事な勝利で歓喜の瞬間を迎えた。前節まで首位に立ったV・ファーレン長崎と同勝ち点の70だったものの、得失点差を「2」上回り、初優勝が決まった。
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J2最長在籍チームの水戸はこれまで、自動昇格はおろかJ1昇格プレーオフにも進出した経験がなかった。一方で、J3への降格もしていないことから“J2の番人”とも呼ばれている。ところがクラブ在籍23年目の森直樹監督の2年目となった今季、クラブ新記録の15試合負けなし、8連勝を記録するなど快進撃を続けた。
勝てば優勝と昇格を同時に決められた前節、2位のV・ファーレン長崎との直接対決に1-2で敗れた。首位から2位に後退はしたが、依然として勝てば自力で昇格を決められる状況。GK西川幸之介が前節のレッドカードで出場停止となったなか、ベンチにはエースのFW渡邉新太とキャプテンのGK松原修平が復帰した。
試合は両チームが決定的なシーンを作れずに0-0で折り返し。すると立ち上がりの後半1分、右サイドを突破したMF齋藤俊輔がクロスを上げると、FW多田圭佑が頭で押し込み水戸が先制した。そして、後半30分にはMF山本隼大がペナルティーアーク手前から強引に右足シュートを放ち追加点をゲット。試合終盤には今季序盤戦からチームを牽引したFW渡邉新太が途中出場で戦線復帰を果たした。このまま2-0でタイムアップの笛が鳴り、J2に所属して26年目となる水戸が、初のJ1昇格を掴み取った。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















