「肌触りや手触りも楽しめる」立体ユニフォーム 専門家が絶賛…日本庭園を凹凸で表現

モナコのアウェーユニフォームに脚光
エンボス加工が施されたユニフォームは以前から散見されていたが、2025-2026シーズンでは特に多くなっている印象だとユニフォーム研究家の「ともさん」が言及。そんななかでフランス1部ASモナコの今季アウェーユニフォームに注目した。
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エンボス加工とはユニフォームの生地の表面に金型を使って凹凸の模様を浮き上がらせる加工方法である。生地に立体的なデザインが描かれてユニフォームに表情を与える。また着用した際には肌触りが良く感じられるという点もある。
日本代表の南野拓実が所属するモナコのアウェーユニフォームにもエンボス加工が施されており、今季よりMIZUNOとサプライヤー契約。日本企業とのパートナーシップにより日本推しのデザインとなっている。
「特にアウェーユニフォームはSAMURAI BLUEを思わせる青を基調とし、モナコの日本庭園の枯山水の模様がエンボス加工で施されている。石や樹木を使って水の流れを表現する枯山水とユニフォームのエンボス加工は、凹凸により目に見えないものを想像させることなど共通点も感じられる」と、ともさんは解説している。
また、「エンボス加工の特徴は単色であること。加工的に昇華プリントと同一生地では製作できないようだ。単色ゆえ一見単調に見えるが、見る角度により凹凸やその影が変化することも面白く、ストーリーに奥行きを与える効果がある。昇華プリントは視覚的に多くの情報を盛り込めるのが特徴であったが、逆にエンボス加工では単色しかできないことがよりシックで静かなストーリーを与えてくれるかもしれない。また視覚的だけでなく肌触りや手触りも楽しめる。今季のJリーグではマリノスの前見頃がエンボス加工である。今後Jリーグでもエンボス加工でストーリーを語るユニフォームが出てくるかもしれないし、多いに期待したい」と、Jリーグでも一部で取り入れられているという。




















