日本とメキシコの“最後の交流”「なんて美しいんだ」 大会で育んだ友情は「一生の宝物」

日本とメキシコの交流が話題に
カタールで開催されているFIFAU-17ワールドカップ(W杯)では、同じホテルになったU-17日本代表とU-17メキシコ代表が宿舎で互いの勝利を喜び合う姿が話題となった。決勝トーナメントまで勝ち上がった両国だったが、日本はベスト8進出を果たした一方で、メキシコはポルトガルに0-5で敗れて16強で敗退となった。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
ここでメキシコは大会を去ることとなり、決勝の舞台で対峙することは叶わなくなったが、大会を通じて友情を育んだ日本は彼らに送別会を行ったようだ。メキシコ代表のアンダーカテゴリーの公式Xアカウントが、その時の動画を公開。「一期一会」と書かれた色紙を持った日本のキャプテンであるGK村松秀司が、スペイン語で「私たちはあなたたちを誇りに思っています」などの言葉を送り、最後に「ビバ、メキシコ! ビバ、日本!」というと大きな拍手が沸き起こった。
その後、両チームの選手達は小さなフラッグの交換などをし、FW吉田湊海は大会途中まで使っていた「Y-3」のユニフォームを交換する様子も見られた。メキシコ代表の選手からは「キミたちがチャンピオンになるよ。キミたちが勝つ」と声をかけられていた。
U-17メキシコ代表FWルイス・ガンボアは、「ここで育んだ友情は、本当に大きな励みになりました。あなたたちのことをとても大切に思っていますし、チャンピオンとなる姿を見られることを楽しみにしています。ありがとうございました」と、ドーハに残る日本の選手達に言葉を贈り、この2か国の交流が始まるきっかけをつくったGK村松と固い握手を交わした。
アンダーカテゴリーの公式Xの動画では「愛しい人たちに大きな感謝を送りたい。日本の皆さんを決して忘れません。ご多幸を心よりお祈りします」とナレーションでも感謝のコメントを述べている。
すでに大きな注目を集めている両国の姿には、世界中からコメントが寄せられ「遠くにいてもずっと友達」「サッカーは異なる文化を結びつけるきっかけになる」「スポーツマンシップはコートで勝ち取るものではなく、育ちと共感から生まれるもの」「日本とメキシコの若者の友情は未来に渡って続く」「なんて美しいんだ」「偉大な日本、すでに我々の心のチャンピオン」「サッカーはなんて素晴らしいんだ」「今年一番心を温かくしてくれたストーリー」「私たちは日本に世界王者になってほしい」「来年のW杯で会いましょう」「一生の宝物」といった声が集まった。



















