F・トーレス、Aマドリード復帰後3度目の“秒速弾”もバルサに敗北 国王杯4強入り逃す

 

カウンターから右足ゴール

 

 アトレチコ・マドリードの元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが28日のスペイン国王杯準々決勝バルセロナ戦で試合直後に“秒速弾”を決める活躍を見せた。試合はトーレスの奮闘も実らず、2-3で敗れた。

 開始38秒だった。カウンターのチャンスで相手のアルゼンチン代表DFハビエル・マスケラーノを切り返して翻弄。リバプール時代の同僚をかわした次の瞬間に右足一閃。ゴール左隅に先制点を叩き込んだ。1戦目に0-1で敗れていたアトレチコはこの一撃で同点に追いついたが、退場者を2人出す苦しい展開となり3失点。2戦合計2-4で敗れた。

 昨年夏にチェルシーからACミランに2年間の期限付き移籍で加入したトーレスは右足首捻挫の影響などにより、半年間で1得点しか奪えないという不振に終わり、2007年シーズン以来となるアトレチコに復帰することになった。

 だが、アトレチコ移籍後にすでに公式戦3得点を記録。しかも、強敵相手の秒速弾となっている。

 英国営放送「BBC」によると、1月15日のスペイン国王杯5回戦レアル・マドリードとの2戦目には前半開始46秒でゴール。この試合で後半開始35秒にも追加点を決めていた。

 かつて本拠地ビセンテ・カルデロンで「エル・ニーニョ(神の子)」と愛された男は、“早打ちガンマン”として存在感を見せつけている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング