衝撃のゴラッソ2発…自分に「ビビってる」 神戸トップ昇格の17歳「小学校からの夢」

U-17日本代表の瀬口大翔「俺もこの大会ちょっとビビってるんですけど」
U-17日本代表は11月15日、カタールで開催されているFIFA U-17ワールドカップのノックアウトステージ1回戦で、南アフリカ代表と対戦する。グループステージで2つのゴラッソを決め、強烈な印象を残したのはMF瀬口大翔(ヴィッセル神戸U-18)。来季のトップチーム昇格が決まった17歳が爆発を誓った。
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モロッコ戦は右足、ポルトガル戦は左足で決め、まさにここまでは瀬口のための大会と言っても過言ではない活躍だ。「俺もこの大会ちょっとビビってるんですけど」と笑いながらも、「2点取って、今チームで1番取っているので、もっと点取りたいなという思いはありますね」と主役の座を譲るつもりはない。
FW浅田大翔(横浜F・マリノス)からのスルーパスに右足ダイレクト。モロッコ戦のスーパーミドルは、グループステージの最優秀ゴールにノミネートされた。また、元々は右利きで左足の練習もしていたと言うが、ポルトガル戦の一撃は、「あそこの距離から蹴れるタイプではなかった」と神がかり的だった。
兵庫県西宮市出身で、阪神甲子園球場が「めっちゃ応援とか聞こえるほど近くて、すぐ行ける距離で阪神も観に行ったりしていました」という環境で育った。しかし、夢中になったのはサッカー。「最初はフットサルやったんですけど、お兄ちゃんの影響でサッカーを始めました」とめきめきと実力を伸ばした。
7月31日には来季からのトップチーム昇格が発表され、「小学校からの自分の夢やったので、今の自分にびっくりというか。トップチームではいろんな人が声をかけてくれます」と明かす。DF岩波拓也から「ボールを取られた後に足が止まっている」と指摘され、「そこから意識するようになりました」と言う。
将来的には「海外でプレーしたいというのはあります」と夢を持ち、「来年のヴィッセルの力になれるくらいのプレーをこのワールドカップでもっと発揮したいなと思います」と今大会にかける思いは強い。「まずチームのために自分が何ができるか」と話すが、勝ち進めば大会MVPの期待も膨らんできそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)




















