相手GK一歩も動けず…自身も驚き「ゆっくり見えた」 U-17日本代表が負けられない理由

先制ゴールを決めた和田武士「なんか本当に全部がゆっくりに見えました」
U-17日本代表は11月9日、カタールで開催されているFIFA U-17ワールドカップのグループステージ第3戦で、ポルトガルを2-1で破った。先制ゴールを決めたのは、飛び級で選出されている高校1年生のMF和田武士(浦和レッズユース)。「なんか本当に全部がゆっくりに見えました」とその瞬間を振り返った。
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前半35分の先制点について、「絶対ポルトガルにも隙はあるというのは分かっていたので」と語った和田。FW浅田大翔(横浜F・マリノス)とのパス交換で抜け出し、「あれも守備からのシーンだったと思うんですけど、いい形で攻撃につなげられて、相手の隙をつけて良かったなと思います」と笑顔を見せた。
ボランチながら常に得点の機会をうかがい、「浅田選手とワンツーした瞬間から、ゴールを意識していた」と迷いはなし。「自分でもなんかよく分からないんですけど謎に冷静で、相手の動きがけっこう冷静に見えていたので、相手が来ていたのをしっかりかわして、左足で思い切って振りました」と状況を明かした。
ワンタッチで相手を剥がし、切り込んでの左足。相手ゴールキーパーも一歩も動けないほどの一撃だったが、「もうなんかゆっくりに見えました。初めての感覚で、打った瞬間もう入ったと思っていました。なんか本当に全部がゆっくりに見えました。ゾーンに入っていたと思います」と自身も驚きを隠せない。
後半26分、MF長南開史(柏レイソル)が退場となって数的不利に。ディフェンス陣の真価が試される展開となったが、「何人になっても別に守備の基本というのは変わらないので。僕はリモージュからですけど、長い時間をかけて守備の確認は多くしてきたので、あまり焦りはなかった感じです」と耐えきった。
同じく高校1年生の長南とは、一緒に過ごす時間も長い。複数試合の出場停止の可能性も高く、「試合後の表情を見て、悔しそうだった」と明かす。「1試合でも多く一緒にプレーするためにも、次も積極的にゴールを狙って絶対に勝って、また開史の出る時間を作ってあげたい」と負けられない理由ができた。



















