移籍後初スタメン「まずは戦うこと」 タクト振るった左足…残り2試合は「カップ戦の気持ちで」

名古屋戦で移籍後初スタメンとなった小西雄大【写真:森田直樹/アフロスポーツ】
名古屋戦で移籍後初スタメンとなった小西雄大【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

移籍後初スタメンとなった小西雄大

 柏レイソルは11月8日、J1リーグ第36節で名古屋グランパスと対戦し、1-0で勝利した。この試合で移籍後初先発となったMF小西雄大がボランチで躍動。「もっともっと合わせていけるところもある」と残りの2試合に目線を向けた。

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 移籍後初スタメンとなった小西は、MF中川敦瑛とボランチでコンビを組み、見事な配球で柏の攻撃を操った。前半から小西がセンターバックの横までポジションを落としてビルドアップのスタート地点になり、左足で左右に配球しながら名古屋ゴールに迫った。

 小西は8月22日の浦和レッズ戦を最後に戦線を離脱。その試合ではセンセーショナルな逆転勝利の立役者となり、前への推進力からゴールを決めてサポーターの心を鷲掴みにした。しかし、その浦和戦後からメンバー外が続き、11月1日のルヴァンカップ決勝で戦線に復帰していた。

 名古屋戦での役割は低い位置からの配球と、名古屋の鋭いカウンターを止めること。「基本的には僕がしっかり真ん中に残って。名古屋さんのカウンターがすごい鋭いっていうのはスカウティングで出てたので、そこはしっかり自分が対応する必要があった」と振り返る。タクティカルファールで相手のカウンターを止めるなど、随所で存在感を見せた。

 後半25分までの出場で手応えを感じながらも、「もっともっと合わせていけることがあると思いますし、もっとスムーズにできるなっていうのはあるので、そこはこれからやっていけたらと思います」と残り2試合で改善すべきところに目を向ける。

 初スタメンについては「チームが勝つためにまずは戦うこと。あとは自分が求められてることタスクをしっかりこなせたらなとは思ってました」と話したが、「体力的にやっぱり、難しい時間になってきてましたし、ミスも増えてきてたんで。そこは監督の判断で、僕自身もミス増えてきたなと思ってたんで、納得かなって」と後半25分でピッチを退いたことについて言及。「その体力を次の試合までにつけいく必要がある」と前を向く。

 その小西についてMF小泉佳穂は「レイソルでも数少ない、いわゆるパサーというか」と評価。「キックモーションで味方を動かせるタイプなので、そういう意味であそこで時間ができたり、いいモーションができると、チームとして面白い形ができるなってのは前から思ってた」と小西のプレースタイルに期待を寄せる。

 ルヴァンカップ決勝での敗戦という嫌な流れを断ち切る勝利で、首位の鹿島アントラーズとは勝ち点1差で残り2試合となった。リーグ優勝と、AFCチャンピオンズリーグ出場権を得るために、小西は「カップ戦の気持ちでしっかり1試合1試合やれたらなと思います」と強い気持ちで残りの2試合に挑んでいく。

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