元J助っ人は「なぜ引退しない?」 37歳も海外で現役…続行中のキャリアに米注目「楽しんでいる」

フアン・マタはヴィッセル神戸でもプレーした
日本でもプレーした元スペイン代表MFフアン・マタは今年9月、オーストラリアのメルボルン・ビクトリーに加入した。欧州の第一線から離れて現役生活を続ける37歳のキャリアに海外メディアが注目している。
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レアル・マドリードの下部組織出身のマタは2007年に加入したバレンシアで頭角を現し、そこからチェルシー、マンチェスター・ユナイテッドとプレミアリーグで活躍する選手へと成長した。トルコのガラタサライを経て、2023年にはヴィッセル神戸でもプレーした。神戸で過ごした時間は数か月のみでその後は無所属の期間も長かったが、24年9月にオーストラリアのウェスタン・シドニー・ワンダラーズへ加入。そして、今年9月にはメルボルン・ビクトリーと契約した。
米スポーツ専門チャンネル「ESPN」は「なぜマタはフットボールを辞められないのか?」と日本やオーストラリアなどを渡り歩いてきたマタのキャリアを特集。ワールドカップやUEFAチャンピオンズリーグでの優勝など多くのトロフィーを獲得し、37歳という年齢を考えれば引退を選んでも不思議ではない。シドニーでの1年間も出場機会は限られていた。それでもマタは、プレーへの情熱を失っていないとインタビューで明かした。
「私はまだサッカーを楽しんでいて、高いレベルでプレーできることを証明したかった。そのことがずっと心にあった。出場機会が少なく、決勝で負けるような形で終わりたくなかった」
マタは「期待と責任が大きくなりビッグクラブでプレーしている時には楽しさが薄れることがあった」と結果が求められるビッグクラブ時代を回想。プレーを楽しむ余裕がない時期もあったと語るが、「それでも私はいつも自分自身に言い聞かせてきた。私がフットボールをはじめたのはそれを望み、愛していたからだ。だから私はいつも子どもの頃に、サッカーをしている父の姿を見ていた時の感覚に戻ろうとしている。だから私はまだフットボールを続けている。純粋にそのためだ。練習でも、試合でもボールに触れるたびに喜びを感じている」と現役へこだわる理由を語った。
マタの父親も元サッカー選手。そんな父親の背中を見て抱いたサッカーへの愛情こそが、37歳となった今でもピッチに立ち続ける原動力となっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















