父は五輪選手…ジャンプ力は「遺伝かなと」 17歳が描く未来図「J1に持っていきたい」

U-17日本代表の松浦大翔「もう来年にはトップの方に絡んで、J2でしっかり出て」
U-17日本代表は11月5日、FIFA U-17ワールドカップが開催されているカタールのドーハでトレーニングを行った。初戦のモロッコ戦でGK村松秀司(ロサンゼルスFC)が無失点で勝利に貢献したが、これにライバル心を燃やす男がいる。GK松浦大翔(アルビレックス新潟U-18)は「負けたくない」と無失点を誓った。
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アフリカ王者のモロッコ撃破をベンチから見つめ、「1試合目、みんなの力で勝てました。秀司もゼロで抑えてチームに貢献してくれたので、自分が次の試合しっかり無失点で抑えて勝ちたいです」と話した松浦。6日のニューカレドニア戦でメンバー変更の可能性も高く、真剣な表情でトレーニングに臨んだ。
チームの勝利こそもちろん嬉しいが、自身が出場していないなかでのクリーンシートには悔しい気持ちもある。「そこはやっぱりライバルなので。そういうところも負けたくないし、しっかり無失点で終わらせたい。自分が出てチームを勝たせたいので、そこはそういう気持ちでいきます」と1枠を巡って争う。
そんな松浦の父の進二さんは、バドミントンの日本代表選手。1992年のバルセロナ五輪で5位入賞の実績を持つ。松浦本人もバドミントンのプレー経験があるが、幼少期からハマったのはサッカー。小学校高学年のとき、先輩が怪我をして「デカかったのでキーパーやってみろと言われた」ことが転機となった。
「ジャンプ力とかはけっこう自信あるので、そこはちょっとお父さんの遺伝かなと思っています」
そしてもう1つの武器が、正確なロングフィードだ。サッカー日本代表の公式Xが取り上げた、松浦のパントキック映像が13万インプレッションを超える大反響。遠く離れたカゴに、完璧なコントロールで入れているが、「10本くらい蹴ったら、まあ2、3本は決められる自信はあります」と言うのだから驚きだ。
また、所属する新潟のトップチームはJ2降格が決定。「自分が今の段階ですぐトップに上がって、すぐ試合に出て自分の力でチームを勝たせたい」とはやる気持ちを抑えられない。「もう来年にはトップの方に絡んで、J2でしっかり出て、勝たせてJ1に持っていきたいという気持ちはあります」と決意を語った。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)




















