広島が3年ぶり2度目のルヴァン杯優勝 前半セットプレーから3発…柏はまたも決勝で涙

広島が2022年以来、3年ぶりにルヴァンカップを優勝
サンフレッチェ広島が精度の高いセットプレーで3年ぶりの栄冠を引き寄せた。国内三大タイトルの1つ、ルヴァンカップの決勝が11月1日に国立競技場で行われ、広島が柏レイソルを3-1で下して2回目の優勝を飾った。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
柏は12年ぶり、広島は3年ぶりの頂点を目指した戦いは、互いに3バックシステムを採用してスタートした。広島がマンツーマン気味にプレスをかけていくのに対し、柏は目まぐるしくポジションチェンジをしながら相手を動かしてスペースを狙うパスワークを披露した。
そのなかでゲームはセットプレーで動いた。まずは前半25分、広島は右サイドからMF中野就斗がロングスローをゴール前へ。柏GK小島亨介が前に出て処理しようと試みるが、ゴール前の混戦の中で広島DF荒木隼人が頭1つ抜ける高さを見せ、ヘディングシュートで先制ゴールをものにした。
さらに広島は前半38分、ゴール正面やや右サイドでフリーキックを得るとMF東俊希が左足で直接狙った。壁の上を越えて曲がり落ちるボールはニアサイドの際どい位置に吸い込まれる鮮やかな一撃となり、広島に追加点が入った。さらに前半アディショナルタイムには再び中野がロングスローを入れるチャンスをつかむと、GKの前に2人を立たせていたところからの動き出しで頭でボールをつなぐと、FWジャーメイン良が押し込んだ。広島が高さも生かしながらセットプレー3連発で一気にリードを広げた。
後半に向け柏のリカルド・ロドリゲス監督は3枚替えで戦況を変化させに掛かった。MF小泉佳穂が中央から様々なポジションに動きながら、投入されたMF仲間隼斗がシャドーの位置で攻撃に絡んだが、なかなか広島の最終ラインを崩せずに時間が過ぎた。
そうした中で後半36分、柏は後半から出場のFW細谷真大が荒木と競り合いながらボールを受けると一気に前進して追撃の1点を決めた。しかし、前半のビハインドが大きかったゲームは広島が3-1で勝利。2022年大会以来となる3年ぶり2回目の優勝を果たした。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















