2か月メンバー外で「ここから何を残せるか」 帰ってきた左足…優勝のために「移籍してきました」

小西雄大がルヴァン決勝に向けて思いを話した【写真:徳原隆元】
小西雄大がルヴァン決勝に向けて思いを話した【写真:徳原隆元】

小西雄大が前日練習で戦線復帰

 YBCルヴァンカップの前日会見が10月31日、試合会場の国立競技場で行われた。トレーニング後、取材対応に応じた柏レイソルのMF小西雄大はサンフレッチェ広島との決勝戦に向けて、「全員で勝ち獲りたい」と意気込んだ。

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 頼れるレフティーが帰ってきた。8月22日に行われたJ1リーグ第27節の浦和レッズ戦以来、約2か月間ベンチ外が続いていた小西。コンディション不良から復帰を果たし、「やっとチームの力になれるくらいにはなったかな」と現在の状態について話す。

「いろいろありましたし、それを今からプレーで本当に返していくしかないので。今は離脱していた期間には目を向けずに、ただやることをやろうという気持ちです」

 リカルド・ロドリゲス監督や、チームメートから求められていることも十分に理解している。「まずはチームのコンセプトを表現することと、自分にしかできない(左足)キックだったり、特徴もあるので、そこは勝利から逆算して出していければいいなと思います」と勝利を逆算したプレーをピッチで表現したいと気持ちを昂らせる。

 プロに入ってから決勝戦は初めて。「夏にリーグ戦とカップ戦を取るために移籍してきましたし、それが僕に任せられるタスクだと思うのでそれにちょっとでも貢献できるように頑張りたい」とタイトルへの思いは強い。「少し力になれない時期もあって、残り数試合になってしまいましたけど、ここから何を残せるかだと思っている」と決勝戦も含めた終盤戦に並々ならぬ思いで望む。

 タイトルを獲るために必要なのは「僕たちがやってきたサッカーを表現するだけ」。最後に「この決勝戦は自分たちがタイトルに相応しいと思ってもらう本当にいい機会だと思いますし、全員で勝ち獲りたいなと思います」。柏に加入後、途中出場から流れを変えるゲームチェンジャーとしての力を大いに発揮してきた小西が、明日の決勝戦で大仕事をやってのけるに違いない。

(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)



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