ヴィニシウスと指揮官は「持続不可能」 クラシコで勃発…レアルの内紛に現地注目「移籍の可能性も」

ヴィニシウスが途中交代に不満を示した
スペイン1部レアル・マドリードのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールとシャビ・アロンソ監督の対立が深刻化している。スペイン紙「AS」では、現地時間10月26日に行われたFCバルセロナとの「エル・クラシコ」における、途中交代時の顛末について報じられている。
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伝統の一戦でレアルは前半を終え2-1とリードしていた。そして後半27分にアロンソ監督は2枚替えを決断するが、そのうちの1人がヴィニシウスだった。現地での中継を担当した「DAZN」のカメラには、アロンソ監督と強い言葉を応酬した顛末が映り込んだ。そして、ベンチに戻らずロッカールームへ直行するヴィニシウスは、「ここを出ていかなくては」と退団を示唆するような言葉を発したともされている。
同紙によると対立は根深く、ヴィニシウスはアロンソ監督から嫌われていると感じているとのこと。そのうえ、アロンソ監督が求める攻撃を犠牲にしてでも守備の役割を果たすというタスクを実行しているにもかかわらず、見返りもなく尊重をされていないと感じているという。
フラストレーションをためているヴィニシウスだが、クラブと対立する意図はなく単純にアロンソ監督との関係が悪化しているとされた。そのため、「ヴィニシウスはレアル・マドリードのファンであり、残留と契約更新を望んでいる。しかし同時に、この状況は持続不可能だと感じている」という事情があるという。
そのうえで「保留中の契約更新が、状況をさらに緊迫させている。ヴィニシウスは来夏に契約最終年を迎える。もし彼が移籍するなら、市場価格よりも低い金額になるだろう。もし彼があと1シーズン我慢すれば、フリーで移籍する可能性もある」として、2027年6月末までの契約との関連が指摘された。
アロンソ監督はロッカールームに引き上げようとするヴィニシウスに放送禁止用語の含まれる強い言葉を掛けているが、一方でクラブはこの両者の対立について一貫してアロンソ監督を支持しているともされた。この件はクラブ内部で議論されるともされているが、レアルの内紛がどのような決着を見るのか注目される。




















