10番&主将の日本人よ「契約更新してくれ!」 中国で1部昇格&2部優勝に貢献…現地絶賛「ほかと違う」

邦本が決勝点を決め、クラブの1部昇格と2部優勝を導く
中国甲級リーグ(2部相当)の第28節が10月26日に開催された。遼寧鉄人のMF邦本宜裕はホームの南通支雲戦に先発出場。前半に見事なミドルで先制点を決めると、これが決勝点となり1-0で勝利に貢献した。邦本の活躍に中国国内で絶賛の嵐が巻き起こっている。
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首位を独走していた遼寧鉄人は、この勝利により2試合を残して超級リーグ(1部)への昇格と、甲級リーグ優勝を確定させた。そんななか、今季加入2年目ながらキャプテンと背番号10番を任される邦本はシーズン通して不動の存在として貢献。試合後にはファンから次のような来季残留への切望や絶賛の声が相次いだ。
「絶対に彼と契約更新してくれ!」
「遼寧に残ってくれ!」
「1つ1つのプレーが、ピッチ上のほかの選手たちと1ランク違う。ファウルじゃないとボールを奪えない」
「彼を見れば、国際試合を見なくとも日本と中国のレベル差が分かる」
遼寧鉄人は2015年設立の比較的新しいクラブであるものの、かつて中国リーグを10連覇し1990年にアジア王者にもなった遼寧FC(2020年財政難で解散)の流れを汲むクラブ。サポーターの多くは旧遼寧FCから続いている。そんなベテランサポーターたちも邦本を手放しで絶賛している。
邦本は今季ここまでで4得点17アシストを記録している。得点こそ多くないがアシスト数は2位(11アシスト)と大差をつけており、残り2試合だがリーグのアシスト王受賞は確定的。リーグMVPの可能性も出てきた。
浦和レッズ下部組織出身で、アビスパ福岡でのプロキャリアスタートを皮切りに、韓国やポルトガルなどでもプレーしてきた邦本。これまで中超リーグで日本人選手が大きなインパクトをまだ残せていないが、中国で地位を確立しつつある邦本が来季に中超リーグでどんな活躍を見せるのか期待される。












