圧巻の英日本人「すごい嫌な選手の一人」 1G1Aで12戦無敗継続…代表OB絶賛「年齢重ねても良さ出てる」

コベントリー・シティの坂元達裕【写真:REX/アフロ】
コベントリー・シティの坂元達裕【写真:REX/アフロ】

【専門家の目|太田宏介】コベントリーMF坂元達裕が1G1A

 イングランド2部コベントリー・シティは現地時間10月25日、リーグ戦第12節でワトフォードと対戦し、3-1の勝利を収めた。コベントリー・シティのMF坂元達裕は先発出場し、1ゴール1アシストの活躍でチームの勝利に大きく貢献した。元日本代表DF太田宏介氏が絶賛している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)

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 圧巻の出来だった。コベントリーMF坂元は左サイドで先発すると前半3分、右サイドで仕掛けた坂元がふわりとクロスを送ると、FWブランドン・トーマス=アサンテの頭にドンピシャリ。先制点を演出した。

 さらに前半42分、こぼれ球を坂元が拾うと勢いのあるドリブルから相手DFを翻弄。持ち出しから左足を振り抜き、DFの股を抜くシュートをゴールに右隅に叩き込んだ。

 コベントリーは開幕から12戦無敗、6連勝と好調のなかで「まさにチームが絶好調で攻撃も爆発してますし、彼の攻撃力が活かされてるのが好調の要因だと思います」と解説する。

 坂元については「僕がマッチアップしたなかですごい嫌な選手の一人なんですよね」と触れ、「コテコテの左利きなんですけど、全てカットインするわけじゃないし、跨いで縦もいけるし、さらに縦行った後の切り返しが結構深い」と太田氏が現役時代に対戦した過去を回想した。

 さらにミドルシーンについては「チャンピオンシップで大柄の選手がものすごく多い中で、彼のアジリティや得点取った時もそうですが、中央に潜り込んで細かいタッチから、ミドル。Jリーグでも決めてましたけど、年齢重ねても良さがそのまま出てるのは素晴らしいなと思うし、何よりランパード監督の下でプレーしているのが羨ましいし大きいですよね」と、かつてチェルシーで活躍したレジェンドの影響もあると言及している。

 29歳と中堅になった坂元。昨季2部で躍進しそのままプレミアでもプレーしているリーズMF田中碧のようになれるのか、好調チームをサイドから牽引している。

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太田宏介

太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。

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