南野拓実の絶品アシスト「さすがだなと」 代表OBが絶賛する”直前の1プレー”「すべてが見えている」

【専門家の目|高萩洋次郎】南野が投入2分で同点弾をアシスト
フランス1部ASモナコの日本代表MF南野拓実が代表帰りの一戦で早速アシストを記録した。モナコは現地時間10月18日にリーグ第8節でアンジェと対戦。セバスチャン・ポコニョーリ新監督の初陣となった試合は1-1の引き分けに終わった。元日本代表MF高萩洋次郎氏が南野のアシストについて、パスを出す直前の動きに注目している。
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さすがの出来だった。ベンチスタートとなった南野は0-0で迎えた後半25分からピッチへ。するとそこからわずか2分後だった。南野は中央でパスを受けると、それをダイレクトで最前線のFWフォラリン・バログンへフリック。これが絶妙なラストパスとなり、バログンは右足で先制ゴールを奪った。
高萩氏は「まずは素晴らしいですね」と称賛。さらに南野が縦パスを受ける前に行っていた動きに注目した。
「パスが来る前、ボールを奪った瞬間に首を振って自分がボールを受けるスペースを見ていて、その後バックステップを踏んでそのスペースにポジションを取っている。前線の選手は結構、攻撃方向を背にして味方からパスを受ける時にはボールに寄ってきたがる選手が多いのですけど、南野選手は後ろのスペースを見つけてバックステップを踏みながらボールを受けている」と、前後左右のスペースの確認から、どこで受けると相手にとって脅威かを考えながらプレーしていると解説する。
さらに、「バックステップを踏むために後ろのスペースを首を振って確認をして、その際に多分味方の選手が目に入っていて、相手のディフェンダーがどこにいるかも含めて目視できてすべてが見えている。そのため早い縦パスがきてもワンタッチで確実にパスを出せ、全てが準備した上でつながっている。そこはさすがだなと。南野選手らしいボールの受け方だなと思います」と、ボールだけじゃなくてスペースも相手も味方も全てをパスが来る前の一瞬の首振りで確認していている点を絶賛した。

















