金子拓郎がチーム離脱で「支え合っていきたい」 浦和が現状打破へ「徐々に変えていくしかない」

金子拓郎が19日からチーム活動を離脱
浦和レッズは10月21日に公開練習を実施した。18日の横浜F・マリノス戦での退場処分後にチーム離脱が発表されたMF金子拓郎を欠いたチームは、10月25日のリーグ第35節のFC町田ゼルビア戦に向けた準備をスタートさせた。
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金子は横浜FM戦の試合終了間際に副審を小突いてしまい退場処分を受けた。Jリーグ規律委員会からの処分発表はされていないが、浦和は19日に「いかなる理由があろうとも、審判員へのリスペクト精神を欠く行為は到底許されるものではない」と声明を発表し、「選手教育の徹底と再発防止に全力で取り組む」としたうえで、同日から金子をチーム活動から離脱させることを発表している。
この日のトレーニングは金子の他にコンディション調整のMF松尾佑介が参加せず、DF石原広教とMF松本泰志も部分的に別メニューとなった。一方で、負傷から復帰して横浜FM戦の後半36分から1616日ぶりの公式戦出場を果たしたMF安部裕葵はフルメニューを消化した。
横浜FM戦は控えで終えたGK西川周作は、19日のトレーニング前に堀之内聖スポーツ・ダイレクター(SD)からチームに対して金子が当面のところ自宅で待機することが説明されたうえで「チームとしても今後一切ないように」という注意を受けたと話す。そして「(処分の)結果が出ていないので不安や心配な部分も多いんですけど、拓郎だけの問題ではないと思う。支え合っていきたい」と話す。
また、MF渡邊凌磨は試合中に審判団の判定に不満を募らせる場面があった中で、チームが落ち着きを欠いたまま進んでしまったことについて「あのような試合になってしまう原因、レフェリングに対して僕らがあのような態度を取ってしまったことに対しても、今のチームが持つ雰囲気を表していると感じる」と話し、「何かをガラッと変えることはできないから、ホリさん(堀之内SD)が言っているような凡事徹底だとか、一人一人がやるべきことをやることで徐々に変えていくしかないと思う」とチームの雰囲気を変えていきたいとした。
浦和は0-4で大敗した横浜FM戦から、チーム全体の規律も含め立て直しと巻き返しを期する。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)





















