帰国中に起こった電撃の監督交代「さよならも言えず」 恩師と突然の別れ、日本代表の“本音”

南野拓実が解任されたアドルフ・ヒュッター監督について話した【写真:徳原隆元】
南野拓実が解任されたアドルフ・ヒュッター監督について話した【写真:徳原隆元】

南野は所属クラブで監督交代が起こった

 日本代表MF南野拓実が10月12日、千葉県内でキリンチャレンジカップ2025ブラジル戦(14日/東京)に向けて練習し、所属のフランス1部ASモナコでの監督交代について言及した。

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 オーストリア1部RBザルツブルク時代にも師事したアドルフ・ヒュッター監督が10日に解任され、この日、ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズで90年ぶりの優勝へ導いたセバスチャン・ポコニョーリ新監督の就任が発表された。代表期間中に自チームの“監督交代”が起おこったなかで、「個人的にはめちゃくちゃ残念。代表期間中でさよならも言えず。連絡はするつもりですけど」と恩師の退任に落胆した。

 ザルツブルク時代に指導を受けたヒュッター前監督とは、23年夏にモナコで“再会”。モナコの1年目は18試合1得点と思うような結果が得られなかったが、ヒュッター前監督との再タッグ結成で2023-24シーズンは30試合9得点と復活を遂げた。フランス1部での圧倒的な結果により、日本代表へも復帰した。

 クラブで新たな競争が待ち受ける南野。「チームの自分の積み上げが一旦ゼロになって、また新しくサバイバルが待っているという感じ。そっちの気持ちが今は強い」。新監督についてもすでに“取材”しているといい「ベルギーでやっていた選手にはどんな感じでフォーメーション等を聞いた。いい人だとは聞いているので帰っていい話し合いができれば」と、始まったばかりのシーズンを戦い抜く覚悟だ。

 まずは、14日に東京スタジアム(味の素スタジアム)で行われるブラジル戦。2分11敗とこれまでの歴史で勝利のない相手からいかに得点を奪えるか。過去13試合の対戦で計5得点。「ゴール前でささった時とかに自分が周りをうまく動いてコントロールしてシュートなのか、ガチャッとなったところをすぐ奪い返してチャンスにつなげるのか。そういうところは1ついいイメージが自分的にある。そういう場面でゴールを取ってきた」。国際Aマッチ24得点は歴代9位の記録。サッカー王国から初勝利を飾るためにも南野の一撃が必要だ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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