大聖堂から着想…男女“別デザイン”ユニが「素晴らしい」 専門家が絶賛「羨ましい」

フィオレンティーナの今季アウェーユニに脚光
イタリアの古豪フィオレンティーナは今季もセリエAを戦っているなか、ユニフォーム研究家の「ともさん」は、2025-26シーズンのアウェーユニフォームに注目している。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
ホームユニフォームもガブリエル・バティストゥータが在籍した1999-2000年のオマージュデザインで多くのファンを喜ばせているが、「特に私が注目したいのはアウェイユニフォームである」と、ともさんは言う。
アウェイは街のシンボルでもあるドゥオーモ「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の外観より着想。エンブレムを中心に放射状に広がる同心円デザインとなっており、白を基調としながらもクラブアイデンティティの紫をキーカラーとして配色。落ち着いた配色で美しいユニフォームとなっている。
公式サイトによると「このレディースジャージは、ヴィオラ選手のために特別にデザインされた、特別なオリジナルデザインです。これは、女性への感謝と称賛を具体的に示すものであり、スポーツ界における女性の解放と代表性の向上に向けた大きな一歩です」と説明されている。
ともさんは「男女チームで違う模様を採用していることが面白い」と触れ、女子チームの模様は男子と同じく「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の外観から、大聖堂のバラ窓を囲む幾何学的な長方形が描かれている。また袖には大聖堂の代理席から着想されたピンクのあしらいを持つ。同じ雰囲気を保ちながらも別の模様を採用したことを公式は「双子のようでありながら異なる2つのジャージは、私たちが同じものであるが、異なるアイデンティティと特徴を持っていることを保証します」と述べている。
クラブのプロモーションムービーも女子チームのキャプテンであり、生粋のフィレンツェっ子であるアリス・トルテッリが登場、またユースの有望選手も出演し、「サッカーに情熱を注ぐ多くの少女たちの夢、『自分だけのユニフォームを持つこと』を体現しています」と述べられている。
「フィオレンティーナは女子チームのアイデンティティをユニフォームやプロモーションムービーで表現した。男女それぞれのデザインが素晴らしく、モチーフとなる素晴らしいシンボルがあることが羨ましく、クラブとしての男女チームの共存とそれぞれの自立も発信しているのではないだろうか。ユニフォームはそれぞれのアイデンティティを表現する大きなメディアであると言える」と、ともさんは評価している。



















