森保Jは「そのフェーズにきてる」 南米強豪2連戦…代表OBが期待する「あ、やっぱ違うな」

代表OBが10月シリーズの注目ポイントに言及【写真:徳原隆元】
代表OBが10月シリーズの注目ポイントに言及【写真:徳原隆元】

【専門家の目|太田宏介】9月はメキシコとドロー、アメリカに敗戦

 日本サッカー協会は10月2日、都内で記者会見を開き、10月に行う国際親善試合の2試合に向けた日本代表メンバー27名を発表した。9月シリーズでは未勝利に終わったなか、元日本代表DF太田宏介氏が「結果のところ重視して見てみたい」と言及している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)

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 森保ジャパンは9月シリーズでアメリカ遠征を実施。現地時間9月6日に行われたメキシコ戦では主力組が先発し善戦するも最後までネットは揺らせずに0-0となった。そして9日にアメリカ戦では、主に控え組がスタメンとなり前後半に1点ずつ奪われ0-2で敗戦となった。

 10月シリーズでは10日にパラグアイ代表、14日にブラジル代表との対戦を控えるなか、太田氏は「ファン目線としては最高に面白いカードを日本で見られる」と触れつつ、「やっぱり勝利を見たいですね」と言及した。

「日本代表はそのフェーズに入ってきてると思う。いい試合したとかではなくて、親善試合とはいえ内容も圧倒して、『あ、やっぱ違うな』みたいなところを見せてほしいですし、それだけのメンツが揃ってると思うんで、結果のところを重視して見てみたいなと思いますし、期待してます」

 メキシコはFIFAランクが日本よりも上だったが、引いて守られ日本は崩すことができなかった。「ああいう相手に引かれると崩せなかったりとか、個人で打開する部分ではちょっと物足りなかった試合ではありましたけど、でもああいう相手を倒していかないといけないんで。国内の試合かつ親善試合とはいえども結果にこだわって活躍する姿を見たいなと思いますけどね」と、9月シリーズの反省を生かしてほしいと語った。

 さらにアメリカ戦では後半からアジアカップ前には森保ジャパンの主流であった4バックを採用。「1年は切ってますけどまだトライする時間はあると思うんで、森保さんがどういった采配を見せるかっていうのも楽しみですし、マッチメイク含めてこれまで以上に協会も動いて、そこに力入れてると思う。前回はアウェー遠征での試合でしたけど、特にJリーグ勢は今回スムーズに合流できると思いますし、ヘンリーが活躍してくれることにめっちゃ期待したいですね」と、古巣のFC町田ゼルビアでプレーする望月ヘンリー海輝の名を挙げつつ、森保監督の手腕にも注目していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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太田宏介

太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。

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