U-20W杯は「人生のターニングポイント」 代表OB見解…目指すべき”北中米”「そこまで狙ってほしい」

【専門家の目|高萩洋次郎】U-20 W杯は今月チリで開催される
日本サッカー協会(JFA)は9月12日、今月からチリで開催されるFIFA U-20ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表メンバー21人を発表。初制覇に向けてチームは16日に日本を飛び立ったが、元日本代表MF高萩洋次郎氏が「サッカー人生の大きなターニングポイントになる」と言及している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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17日からトレーニングを積み、トレーニングマッチを挟み本大会で27日にエジプト、30日にチリ、10月3日にニュージーランドと対戦。グループAからFまでの各グループ上位2チームと、3位のうち成績上位の4チームが決勝トーナメントに進出する。
主にJリーグ組から構成されており、GKピサノアレクサンドレ幸冬堀尾(名古屋グランパス)、MF大関友翔(川崎フロンターレ)、佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)らA代表も経験した豪華メンバーを招集。流通経済大のDF塩川桜道、MF中川育、法政大のMF小倉幸成と大学生からも3人を選んだ。
「佐藤龍之介選手、中島洋太朗選手、彼らがJ1でコンスタントに試合をプレーして活躍してて、そのレベルがじゃあU-20W杯ってなった時に世界でどのぐらいのレベルで通用するのかとか、多分見てる人も楽しみですし、やってる本人もどのぐらいのレベルなのか確認できるいいチャンスだと思う」と、結果のみならずレベル感を測るいい機会だという。
「そういうところで通用するのかしないのか。もしくは通用してさらに海外から注目されて引っ張られるのかっていうところは、サッカー人生の大きなターニングポイントになる大会なので楽しみです。多分この大会で活躍した選手がどんどん世界に出て行くし、もう出てる選手もいるだろうし。そういう意味ではここで活躍して来年のW杯ってところまでつながってもおかしくないと思うんで。そこまで意識してプレーできたらいいんじゃないかなと思います。個人的なアピールもそうですし、日本代表の20歳以下の選手たちはどのぐらいのレベルにいるのか、日本代表がどのぐらいのレベルにいるのかっていうのも含めて確認できるいいチャンスですし、それがもう直接W杯につながると思うのでそこまで狙ってプレーしてほしいなと思います」
来年開催される北中米W杯までは1年を切っているが、U-20W杯を足がかりに、滑り込むことができる選手が出てくるのか注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)

高萩洋次郎
高萩洋次郎(たかはぎ・ようじろう)/1986年8月2日生まれ、福島・いわき市出身。高校から広島ユースに入団。2003年4月のJ2湘南戦で、当時のJリーグ最年少記録となる16歳8か月3日で出場を果たした。同11月に17歳でプロ契約。2010年にナビスコ杯(現ルヴァン杯)でニューヒーロー賞を受賞。12年にはリーグ最多13アシストを記録し、広島の初優勝に貢献。ベストイレブンにも選ばれた。14年シーズン限りで広島退団後はウェスタン・シドニー・ワンダラーズ、FCソウルを経て、17年にFC東京に加入し、中心選手として活躍。その後は栃木SC、アルビレックス新潟シンガポールでプレーし、2025年1月に現役引退。日本代表では3試合に出場。




















