欧州日本人が2戦連発「得意なところ」 代表OBが絶賛した”秀逸な動き”「続けていければ得点増える」

【専門家の目|高萩洋次郎】南野拓実が2戦連発弾
フランス1部ASモナコの日本代表MF南野拓実は現地時間9月13日の第4節オセール戦に先発出場し、2試合連続ゴールで2-1の勝利に貢献した。元日本代表MF高萩洋次郎氏が「続けていければ得点も増える」と言及している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
◇ ◇ ◇
日本代表でのアメリカ遠征前に行われた第3節のストラスブール戦(3-2)で途中出場から今季初ゴールをマークしていた南野。オセール戦でもスタメン入りをすると、0-0の前半終了間際に魅せた。
敵陣で押し込むモナコは、MFデニス・ザカリアがFWフォラリン・バロガンに縦パスを入れると、南野は落としを受けようと走り出す。パスは出てこなかったが、バログンのポストプレーが相手のDFに当たり、南野はこぼれ球にいち早く反応。右足で蹴り込みネットを揺らした。
「縦パス入った瞬間にはもうスタート切ってるからあのこぼれ玉に反応できてるというか、誰よりも早くあそこに到達できている。そういう意味では縦パス入った瞬間、3人目の動き、次ボールもらうっていうところを意識して、反応できているっていうところがやはりゴールを奪える選手の能力、判断っていうところにつながりますねこれは」と、こぼれ球だったものの、南野の秀逸の動き出しを称賛している。
「多分縦パス入る前は自分が受けようと思っていて、受けたらどうしようかなってところまでイメージしていて、実際に縦パス入った瞬間は自分のマークついてる選手の背後、背中のところを取って3人目で落としてもらってダイレクトでシュートみたいなイメージでもうスタート切ってると思うんですよね。結果的にはこぼれ玉ですけど、3人目で受けてシュートっていうところでも得点できたと思う。もともとできてる選手ですし、得意なところなので、そこに入っていけて予測できてるっていうことを続けていければ得点も増えるしゴール前でチャンス増えるだろうなと思います」
開幕から2戦連発と好調さを見せている南野。昨季はリーグ戦6ゴール、2シーズン前には9ゴールをマークしているが、モナコでのキャリアハイとなる2桁を目指していきたいところだ。

高萩洋次郎
高萩洋次郎(たかはぎ・ようじろう)/1986年8月2日生まれ、福島・いわき市出身。高校から広島ユースに入団。2003年4月のJ2湘南戦で、当時のJリーグ最年少記録となる16歳8か月3日で出場を果たした。同11月に17歳でプロ契約。2010年にナビスコ杯(現ルヴァン杯)でニューヒーロー賞を受賞。12年にはリーグ最多13アシストを記録し、広島の初優勝に貢献。ベストイレブンにも選ばれた。14年シーズン限りで広島退団後はウェスタン・シドニー・ワンダラーズ、FCソウルを経て、17年にFC東京に加入し、中心選手として活躍。その後は栃木SC、アルビレックス新潟シンガポールでプレーし、2025年1月に現役引退。日本代表では3試合に出場。



















