爆破事件で骨折のバルトラ、ドルトムント練習に復帰 香川が自撮り棒を使い笑顔で写真撮影

10日の全体練習に参加したバルトラ 「この瞬間を楽しみに待っていた」

 ドルトムントのスペイン代表DFマルク・バルトラは、4月11日のチームバスが爆発物に巻き込まれる事故で負傷し戦線離脱していたが、現地時間10日にチームの全体練習に合流し、日本代表MF香川真司らとともに笑顔を浮かべた様子を英公共放送「BBC」が伝えている。

 バルトラはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝モナコとの第1戦前の移動中、道中に仕掛けられた爆発物によって右手首を骨折し、緊急手術を受ける事態となった。それでも順調に回復し、約1カ月でチームの全体練習に合流した。

 同局の掲載した写真では香川が“自撮り棒”を使って、バルトラらメンバーと笑顔で写真に収まる仲睦まじい様子を掲載。クラブもYouTubeの公式サイトで、右手にプロテクターを装着しながらも充実した表情でトレーニングに励む様子を動画で伝えている。バルトラ本人も自身のツイッターで以下のように発信している。

「僕は数週間、この瞬間を楽しみに待っていたんだ。今日ここに来られたことはとても幸せだよ。チームメートたちとまた一緒に競い合っていくことを待っているだけではいられないからね!」

 シーズン終盤戦に向けての復帰への第一歩を歩み出したバルトラ。クラブは来季UEFAチャンピオンズリーグのストレートインを懸けた戦いに臨んでいるが、守備のキーマンが戻ってきたことは何よりも大きな勇気となりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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