独名門サポが演出した「鳥肌ものの光景」 灰色→緑一変…傑作コレオに海外注目「芸術作品」

ドルトムントサポーターが披露した壮大な追悼と演出美
ドイツ1部ボルシア・ドルトムントは現地時間9月1日、ブンデスリーガ第2節でウニオン・ベルリンと対戦。この一戦を前に、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクの「南スタンド」が“芸術作品”へと変貌した。サポーターによる壮大なメガ・コレオが披露され、スタジアム全体を感動に包んだと現地メディア「RUHR24」が報じている。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
この日のキックオフ直前、約2万5000人の立見席ファンがつくり出す「黄色い壁」が「鳥肌ものの光景」となった。南スタンドは、かつてドルトムントで活躍をしたアディ・プライスラー氏の名言「人生において理論は全て灰色である」にちなみ、灰色のボードで埋め尽くされた。
やがて演出のタイミングに合わせて観客が灰色のボードを落とすと、スタンドには緑色のカードが現れ、雰囲気は一変。「サッカーボールを蹴ろうとする選手の脚を描いた巨大バナー」が登場し、その下には「重要なのはピッチ上で何が起こるかだ」と名言の後半が続いた。
上層ブロックには南スタンドとサポーターを描いた別のバナーも掲げられ、「ベンガル花火が雰囲気をさらに盛り上げた」。細部にまでこだわった演出は、ドルトムントのスタンド演出文化の奥深さを示すものとなった。
また、試合前には感情あふれるシーンも展開された。ドルトムントサポーターによって歌われた「Leuchte auf mein Stern Borussia(輝け、我が星ボルシア)」、さらに「You’ll never walk alone」では、長年シーズンチケットでスタジアムに訪れたクラブ会員への追悼が行われたという。
「試合中も南スタンドのファンはバナーを掲げ、長年の仲間に敬意を表した」とされ、ドルトムントサポーターの団結と想いの深さが表現された時間となった。
同メディアは「南スタンドが世界で最も壮観なサポーター席の一つと称される理由を改めて示した」と伝えており、世界的にも類を見ない規模のコレオが観る者を圧倒した。ドルトムントは試合のみならず、その“試合前”から観客の心を掴み、ホームスタジアムの価値を示してみせた。



















