欧州初挑戦の日本人が高評価「速さと強さを見せた」 指揮官も期待…25歳は「強度もたらせる」

日本代表FW山田新は今夏に川崎からセルティックに完全移籍した
スコットランド1部セルティックでは、これまで多くの日本人選手が活躍をしてきた。今夏の移籍市場で新たに伝統ある緑と白の横縞のユニフォームに身を包むことになったのが、川崎フロンターレから移籍した日本代表FW山田新だが、E-1選手権で日本代表キャップをつけたばかりのストライカーは、早くもブレンダン・ロジャーズ監督から高評価を得ているようだ。英紙「スコティッシュ・サン」が報じている。
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川崎の副キャプテンを務めていた山田は、E-1選手権終了後にセルティックへの完全移籍が発表された。すでにアルビレックス新潟からDF稲村隼翔を補強していたセルティックにとって、山田は今夏の移籍市場で獲得した2人目の日本人選手になる。すでにクラブには日本代表FW前田大然、日本代表MF旗手怜央も在籍しているが、異なるクラブ、異なる国に適応するのは、簡単なことではないだろう。
7月26日にイタリアのコモで行われたコモカップでサウジアラビア1部アル・アハリと対戦したセルティックは、1-1からのPK戦の末に5-4で勝利した。後半のスタートから出場した山田は、後半15分にゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点は取り消される。それでもPK戦ではチーム最後のキッカーを務めると、ゴールネットを揺らしてチームに勝利をもたらした。
ロジャーズ監督は「シン(山田)にとっては良かったと思う。クラブに加入したばかりだから、決して簡単なことではなかった。新しい文化、インテンシティの高い場所で、新しい仕事に身を置いている。それでも練習から本当に全力を尽くしている。残念ながら前の試合では起用できなかったけれど、今夜45分プレーさせる予定があった。そしてピッチに立ってから、本当にハードワークしていたと思う。落ち着きを示すとともに、速さと強さも見せてくれた」とデビュー戦を評価した。
また山田のプレースタイルについて理解を深めたと同時に課題も口にした。
「彼はDFの背後を狙おうとしていたが、これまでのわずかにプレーを見た限り、得点を挙げるためにはより決定的なポジション取りをしないといけないと思う。このチームは多くの決定機を作り出せるからね。だが、彼は強く、強度をもたらせると思う」
移籍直前には新たな環境に行くことで、自身が常に成長していたことを口にしていた山田。目標とする日本代表定着のためにも、まずはセルティックで指揮官に認められ、結果を残すことが求められる。
(FOOTBALL ZONE編集部)



















