“震災復興”を表現「これほど適したビジュアルない」 10年間を凝縮したJクラブ記念ユニ

「復興から成長へ」クラブとともに歩んできた地域と人々へのリスペクト
J2のいわきFCは2025年にクラブ創立10周年を迎え、8月と9月の5試合で記念ユニフォームを着用する。サッカーユニフォーム研究家である「ともさん」に、そのデザインについて語ってもらった。
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いわきの10周年記念ユニフォームは、歴代モデルで採用されてきた斜めのストライプ「Growin’ Slash(グローイングスラッシュ)」を年代ごとに抽出し、テープ状に連ねたデザインが特徴だ。襟、袖、肩にもその軌跡が表現され、福島県2部リーグから始まったクラブの歩みと、Jリーグで戦う現在の姿をつないでいる。
ともさんは「スポンサー色の統一もあり、シンプルながらも歴史を感じる1枚です」と称賛。さらに、「一見するとタスキ型ユニフォームのようですが、いわきの象徴『グローイングスラッシュ』には、“復興から成長へ、チームとともに上昇していくいわき市の姿”という意味が込められています」と語った。
またクラブの歴史的な背景にも触れ、「いわきFCは、東日本大震災からの復興への一助になることを目指して生まれたクラブというルーツを持っている」と言及。そのうえで10周年モデルについて、「同じコンセプトでありながら毎年、さまざまなテーマを盛り込んできた『グローイングスラッシュ』が襟、袖、肩に並んでいる。創立10年の歴史を振り返るのに、これほど適したビジュアルはない」と高く評価した。
10年間の歩みを1着に凝縮した記念ユニフォーム。そのデザインは、クラブとともに歩んできた地域と人々へのリスペクト、そして未来への希望を象徴している。
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