「爪痕を必ず残す」浦和26歳DFが描く“夢舞台”…強敵揃いのグループ「世界が注目している」

浦和は現地時間17日に初戦のリーベルプレート戦を迎える
浦和レッズのDF石原広教が現地時間6月14日、FIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)出場のために事前合宿を行なっている米国で、オンラインで取材に応じた。同日に開幕した大会に向け「いろいろな人の思いを背負って戦わないといけない」と話した。
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浦和は6月1日にJ1の横浜FC戦を戦い、オフを挟んで5日に米国入り。10日を超える事前合宿を米国で行っている。時差は「昔から気にならない」と話す石原だが、「1週間ちょっとで気候にも慣れましたし、ボールも違うので、そこへの準備は良かったと思います」と話す。
大会が開幕し、このオンライン取材中にはインテル・マイアミ(米国)とアル・アハリ(エジプト)の開幕戦が行われていた。チームメートと見ていたと話す石原は「メッシがすげーってなってました」と笑ったが、自分たちの試合に関する話題になると表情が引き締まった。
全32チームでグループリーグを経て決勝トーナメントに進む形式に拡大された大会だけに、ビッグクラブとの戦いもすでに決まっている。浦和は現地時間17日の初戦でリーベルプレート(アルゼンチン)と対戦し、インテル(イタリア)、モンテレイ(メキシコ)と続く。どのチームにも強烈なサイドアタッカーがいて、サイドバックとして対峙する石原には一瞬も気を抜けない時間が流れることが見込まれる。
強敵との対戦について石原は「毎試合、Jリーグでも対面の相手には負けないという気持ちで入っています。それはもちろん変わらず、そういう凄い選手たちなのは間違いないと思います。そこに勝つことで何か新しいものが発見できると思いますし、もしやられてしまっても成長につながるし、気づきもあると思います」と話す。そして、初戦のリーベルプレート戦を「突破するには勝たないといけない試合だと思います。単純に、そういうゲームだと思います」と見据えた。
昨季に浦和に移籍加入した理由の1つにもなった大会に臨むにあたり「今回はチーム数も多いし、本当に違う大会になると思います。世界が注目している大会だと思いますし、ビッグクラブが参戦しているので、そこで活躍するのはなかなかできることじゃないと思う。1つでも多くの試合に勝てば日本サッカーや浦和レッズの名前も広がると思うので、自分だけの戦いではなく、いろいろな人の思いを背負って戦わないといけない大会だと思います」と意気込んだ。
そして「試合に勝つのはもちろん、爪痕を残すというのは必ずしたいと思うし、チームのために戦うことはこれまで通りやりたい。レッズのエンブレムを背負っている以上は責任感を持って戦わないといけない」と意気込む。各国のサイドアタッカーを相手に一歩も引かない戦いを見せる石原の姿が期待される。
(FOOTBALL ZONE編集部)