久保建英流リーダー論「気質じゃないと思っている」 後輩との関係は…18歳MFを分析「似た雰囲気」

日本代表の久保建英【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
日本代表の久保建英【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

久保は18歳の新星・佐藤龍之介について「個人的には頑張ってほしい」

 日本代表MF久保建英が6月9日、パナソニックスタジアム吹田で北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選インドネシア戦に向けて取材対応した。この日は公式練習で初招集の18歳MF佐藤龍之介と多く会話を交わし、ボール回しでも同グループに。自身は「リーダー気質じゃない」と言うが「人とのコミュニケーションを取るのは得意なので潤滑油みたいな存在になれたらと日頃から思っている」と“久保流”で若手を牽引する。

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「そもそも僕リーダー気質じゃないと自分で思っているタイプなんで、僕はリーダーとして何かを求められるなら、ピッチ内で見せたいですという、あくまでもそういった意見。特に僕はリーダーやろうとか思っていないですけど、まあ喋るのは好きですし、人とコミュニケーション取るのは得意なので、そういった部分で潤滑油みたいな存在になれたらいいなとは常日頃から思ってはいます」

 今シリーズは同世代のパリ五輪世代が多く招集され、久保より5歳年下のロス五輪世代・佐藤も初招集された。FC東京の下部組織出身という共通点を持つ2人だが、久保は自身と重ね合わせていた。

「なんか僕に似た雰囲気持っている。頑張ってほしいなと思いますけど、やっぱ僕も似たようなプレースタイルでやっていた時期もありましたけど、やっぱり世界で戦おうと思ったらもっと身体とかも強くならないといけないし、自分でゴリゴリ運べないとダメだと思いますし。ボール回し一つ一つ見ててもすごい上手いなと感じるので、この前(昨年7月にソシエダ対ガンバ大阪が行われた時に)中村仁郎選手なんかにもね、同じようなこと言いましたけど。すごい僕と似てるような選手だなと佐藤選手も思うので、僕個人的には頑張ってほしいと思っています」

 久保も17歳で日本代表に初招集され、18歳5日でA代表デビュー。佐藤も10日にデビューとなれば18歳237日で歴代4番目の年少記録。W杯最終予選なら香川真司の19歳212日を更新して史上最年少出場となる。久保は後輩たちとの関係性も築き上げている。

「上から目線で話してはいないですけど、なんか聞かれれば当然。まあもう1人、FC東京から俵積田選手も来ていますけど、彼とはいろんなことを喋ったり、共通の話題もある。佐藤選手とは(久保の親友である鈴木)喜丈くんの話題で盛り上がったりとか。いろいろ共通の話題があって楽しい」

 森保監督から世代を引っ張るリーダーの役割を求められたが、久保は久保。周囲とコミュニケーションをとって、チームを盛り上げ、日本代表の中心として牽引する。多くの後輩がその姿を見てあとに続いていくはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)

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