遠藤航から次世代へ 自らが体現した“代表生き残り術”…「若い選手に言いたい」

日本代表の遠藤航【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
日本代表の遠藤航【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

オーストラリア戦の前日会見に出席

 日本代表は6月4日、敵地で北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オーストラリア戦に向けて前日会見に臨んだ。森保一監督と主将のMF遠藤航が出席。今回は初招集が7人、14人の選手を入れ替えてパリ五輪世代以下が多く招集されるなど、若手のチャレンジが求められる場となっている中で、自らが体現した“代表生き残り術”を次世代へ授けた。

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 オーストラリアとの一戦を前に主将は静かに話した。2018年にロシアW杯を経験し、同年夏にベルギー1部シント=トロイデンへ移籍。ドイツのシュツットガルトを経て、2023年夏にイングランド1部リバプールへ渡った。ここまで日本代表で69試合出場を果たす絶対的な存在の主将は、ここまでサバイバルを勝ち抜いてきた理由を「着実にステップアップしてきたから」と分析。これから、W杯出場を目指す次世代へ的確なアドバイスをした。

「(ロシアW杯が終わり)国内にいたら今の自分はない。僕が海外に行ったのはだいぶ遅かったですけど、今ここで主将としていられるのは自分の道を作ってきたから。若いうちに海外に行きたいと思う選手、これから海外に行き、代表に入り続けたいという思いを持った若い選手に言いたいのは、選手それぞれの道があって、代表の立場がある。代表に入れる選手もいれば国内で長い期間活躍して、海外に行って代表にようやく入れる選手もいる。周りの環境、どこでプレーしているか、相対的に自分が生き残る道を自ら進んで作ってほしいなと思っています」

 若手へ授けた主将からの“金言”。オーストラリア戦に臨む新星たちには響いているはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)

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