初招集から6年…24歳になった久保建英が願う“突き上げ” 「僕ごときに臆しているようだったら」

久保建英は4日に24歳の誕生日を迎えた
日本代表MF久保建英は6月4日、24歳の誕生日を迎えた。敵地で行われる北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オーストラリア戦に向けて公式練習に参加。18歳5日でA代表デビューを果たし、42試合出場してきた。経験豊富な24歳は、今回初招集された年下選手に「積極的に来てほしい」と願った。
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「今は新しいチームみたいな感覚ではあるので、でもそれは僕個人の意見であって、今入ってる人はチャンスだと思って、僕も含めてですけど、積極的に切磋琢磨できたらいいなと思っています」
日本代表に初招集されてから6年が経った。今回はMF三笘薫ら主力の招集が見送られて、3月シリーズから14人が入れ替わった。その中で、同世代のパリ五輪世代や18歳MF佐藤龍之介ら若手が多くメンバー入り。久保は森保監督からは「同世代のリーダー役」として期待された。その中で「特にいつも通り、多分監督もそれを求めてくれてると思うので、いつも通り盛り上げていければ」と話す。
この日で迎えた24歳。今回は久保より学年が下の選手が8人招集されている。森保ジャパンで長く最年少だった久保にとってあまりない経験となる。「新しいチーム」という森保ジャパンで突き上げは“ウェルカム”だ。
「ソシエダに関しては、ヨーロッパの人って別に年上、年下も気にしていない。それこそ話していて年齢とかも、僕もあまり分からずにやっているところがある。そういった方が僕の方からしたら簡単ですけど、日本は良い意味でも悪い意味でも上下関係がしっかりしている。僕からは特に、年下の子にどうのこうのという気は全くない。むしろ積極的に来てほしいなと思いますけどね。彼ら(年下の選手)が僕のことどう思っているかというのは分かんないですけど、まあ僕ごときでね、臆しているようだったら多分代表でやっていけないと思うんで、そこはいつも通り、チームでやってるのと同じ感覚で来てほしいなと思います」
長く支えている日本代表では何度も壁にぶち当たり、何度も乗り越えてきた。言葉の節々には心の底から“突き上げ”を歓迎する優しさが感じられた。ここからW杯まで1年。24歳を色濃く実りあるものにしていくだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)