伊東純也と中村敬斗は「確実に退団する」 仏メディア報道…2部降格のランスが直面する“日本戦略の危機”

スタッド・ランスの2部降格で伊東純也はどうなる?【写真:Getty Images】
スタッド・ランスの2部降格で伊東純也はどうなる?【写真:Getty Images】

2部降格のスタッド・ランス、高額年俸選手は「整理せざるを得ない」

 フランス1部スタッド・ランスに所属する日本代表MF伊東純也とMF中村敬斗は今季限りで退団し、他クラブへと移籍することになるようだ。2部降格が決定したランスは、複数の主力選手が流出することが濃厚で、日本人選手2名もその対象に。現地メディア「France Bleu」は2人の名前を挙げて「確実に退団する」と報じている。

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同メディアが「確実に退団するのは以下の面々だ」として伝えたのは伊東、中村に加え、GKイェヴァン・ディウフ、DFセドリック・キプレ、DFジョセフ・オクム、DFアウレリオ・ブタ、MFヴァランタン・アタンガナ、MFガブリエル・モスカルドの名前。降格が決定したものの、主力選手の「投げ売り」は行わない方針で、適正な移籍金での放出を目指しているという。

 伊東は2022年8月にランスに加入して以降、チームの中心選手として活躍し、今季もリーグ戦33試合に出場して4ゴールを決めた。中村も若手の有望株として注目を集め、今季は32試合でチーム最多の11ゴールをマーク。ただ、ランスは多くのフランスのクラブと同じように財政難に直面しており、2部降格により、高額年俸選手たちは「整理せざるを得ない」という。

 また、今回の2部降格、伊東と中村の“退団”は、ランスが進めてきた「日本化」戦略にも影響を与える可能性があると同メディアは指摘。「2022年8月に伊東純也が加入して以降、スタッド・ランスは日本サッカー文化に接近し、中村敬斗、関根大輝も後から加わった。昨年7月には日本遠征も実施し、スポンサー・ヤスダの出資で興行が成立した」と日本との関わりについて触れた。

「今季も7月末〜8月初旬に遠征予定だったが、リーグ2降格で日程調整が難しくなり、中止や内容変更が濃厚となった」とも同メディアは報じており、クラブの日本市場戦略の見直しが迫られているという。また、「ヤスダはクラブにとって魅力的な胸スポンサーであり、投資拡大も期待されてきた。2024年6月に、2027年までの契約(1シーズン約100万ユーロ=約1億5000万円)を締結したが、降格による減額条項が発動するかは不明だ」と、契約面での懸念も伝えられた。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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