長友佑都「いつ自分が排除されるのか」 付き纏う「不安と恐怖」…若手からの突き上げも「それを楽しまなきゃ」

最年長の38歳・長友佑都【写真:FOOTBALL ZONE編集部 】
最年長の38歳・長友佑都【写真:FOOTBALL ZONE編集部 】

森保ジャパンはパースで練習をスタート

 森保一監督率いる日本代表は6月2日、オーストラリア・パースで同国との北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(5日)に向けて練習をスタートさせた。最年長の38歳DF長友佑都は、初招集7人、最年少は18歳という新たな顔ぶれの中で「日々怖い」と本音を吐露した。

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 “新生”森保ジャパンの幕開けだ。肌寒く、土砂降りのパースでもランニングの先頭を走ったのは長友だった。今回は初招集が7人。この日の練習は合流していなかったが、最年少は18歳のMF佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)とパリ五輪以下が中心に構成されている。雰囲気もガラリと変わり、フレッシュな風が吹く。

「まだみんな緊張しているな、と。自分も入った時は本当に緊張していた。香川真司と一緒に入ったんですけど、緊張してたという思い出がしっかり残っている。緊張している選手は声をかけたり、フォローしたりしたいなと思います」

 ロス世代の佐藤と長友の年齢差は20。若手はW杯へ向けてサバイバル本番で、結果も求められる。その中で、百戦錬磨ながらここまで最終予選ではベンチ入りしていない長友も思いは同じだ。

「日々怖いですよ。いつ自分が排除されるのかという。不安と恐怖と、そういったものと戦いながら日々過ごしているので。それを楽しまなきゃいけないけど、なかなか大変ですよ。でもここで食い下がって這いつくばってでもこの場所をしっかりと保っていけるように頑張りたいなと思います」

 珍しく漏らした本音、葛藤。その姿を若手は目に焼き付け、長友という存在を超えていかなければいけない。日本代表という舞台の真意を表した長友の言葉だった。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)

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