浦和が逆転勝利でクラブW杯へ弾み「プライド持って戦う」 4万人サポが“圧巻ビジュアル”で送り出し

この試合を最後に決戦の地・米国に向かう
浦和レッズは6月1日のJ1リーグ第19節で横浜FCと対戦し、MFサミュエル・グスタフソンの2得点で2-1の逆転勝利を収め、3位に浮上した。試合後にクラブ・ワールドカップ(W杯)へ臨むチームを代表して主将のMF関根貴大が挨拶し、世界の舞台で全力で戦うことを誓った。
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立ち上がりから押し込んでいた浦和だが、前半43分にカウンターを受けると、緩慢なプレーから最後はFWルキアンに先制ゴールを許してしまう。それでも後半8分に右サイドのMF金子拓郎のテクニカルなターンからスピードアップし、右サイドを駆け上がったDF石原広教のラストパスをボランチから走り込んできたグスタフソンが決めて同点ゴール。さらに後半38分には、コーナーキックのこぼれ球をFWチアゴ・サンタナがシュート。当たり損ねとなったが右ポストに直撃し、跳ね返りをグスタフソンが押し込んだ。
試合後、約4万人の観衆を前に、主将の関根は「僕たちはアメリカに行きます。このW杯は今いる選手、スタッフだけでなく、たくさんの仲間たちが関わって出られる戦いでもあります。そういった選手たちの思いも背負って戦ってきたいと思います。そして、サポーター一人一人の力が選手の後押しになります。日本から多くの方が応援してくれると思いますし、アメリカにもたくさんのサポーターが来てくれると聞いています。皆さんの思いを背負って、浦和のプライドを持って戦ってきたいと思います」と挨拶した。
浦和サポーターの集まる北ゴール裏スタンドには、飛行機を象ったビジュアルが表現され、バックスタンドには「URAWA AIR」の文字が入った飛行機が動いた。そして、最後に「GRAB THE WORLD CUP」とのメッセージも掲げられた。
浦和はこのゲームを終え、米国で開幕するクラブW杯へ向けた準備を始める。初戦は現地時間6月17日にリーベル・プレート(アルゼンチン)との対戦になり、UEFAチャンピオンズリーグ準優勝のインテル(イタリア)、モンテレイ(メキシコ)とのグループリーグE組の戦いが待つ。この後は6月5日の午前に公開トレーニングを行い、同日の午後には米国へ向かい事前合宿に入る。