森保監督、“例外”招集の久保建英へ「同世代のリーダー役として」 初選出が7人

日本代表の久保建英【写真:徳原隆元】
日本代表の久保建英【写真:徳原隆元】

W杯切符獲得の森保ジャパンは主力の招集見送り、若手の“サバイバル”へ

 日本サッカー協会(JFA)は5月23日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のアウェー・オーストラリア戦(6月5日)、インドネシア戦(6月10日/大阪)に向けて日本代表メンバーを発表した。森保一監督と山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND)が会見に出席。すでにW杯出場権を得ている日本代表は、MF三笘薫ら主力組の招集を見送り、ドイツ1部マインツで圧倒的なシーズンを過ごしたMF佐野海舟が、昨年アジア杯以来、1年4か月ぶりの代表復帰を果たした。

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 その中で、主力のMF久保建英は今シリーズのメンバー入り。森保監督は招集外となった主力組で“例外”となった久保を呼んだ理由について「リーダー役として接してもらえれば」と役割に期待を寄せた。

 今回はすでにW杯出場権を獲得していることから、MF三笘薫やMF堂安律、MF伊東純也、MF守田英正、FW上田綺世ら主力組の招集が見送られた。森保監督は「絶対的な基準があるかと言われるとお答えしづらい」としつつも「年間を通して試合に出て、出場試合数が多いことと、シーズン通して戦う中で怪我が多くなってきている選手を今回は招集しないということで考えて、このメンバーにしました」と理由を説明。だが、今季公式戦で計3400分以上出場する久保の選出についてはある期待があった。

「久保に関しては、どちらかというと選ばない基準の方の今年の活躍だったかなと思いますが、皆様も認識していただいているとおり、かなり経験値が浅い、パリ五輪世代より下のメンバーが多く招集されています。そこで、彼は日頃から年齢関係なく、チームのリーダーとして太刀振舞ってくれていますが、新たに入ってくる選手のリーダー役として、同世代の選手として、接しておらえればなと。いろんなものを見せてもらえればなと思い、招集させてもらいました」

 今回の初招集は7人。パリ五輪世代のMF三戸舜介やMF平河悠らが選出されて、さらに下の世代で言うと今年のU-20W杯メンバー入りを目指す18歳のMF佐藤龍之介が選ばれた。DF長友佑都やMF遠藤航主将らと共に“新リーダー”に任命された久保の振る舞いに注目だ。

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