森保監督、“若手の出場時間”に見解「JFAとJリーグが危機感」 くすぶる選手たちに期待「殻を破るような」

関東に続き、第2回の関西開催
日本代表の森保一監督は5月13日、大阪・堺市内で日本サッカー協会(JFA)とJリーグが共同で行うポストユースマッチU-22 Jリーグ選抜対関西学生選抜を視察した。今回は関東での実施に続いて第2回となる関西での開催。なかなか所属クラブで出場機会を得ていない選手が招集されている“選抜”について「JリーグとJFAが危機感を持っている」と見解を示した。
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A代表の前田遼一コーチに加えて、遠藤保仁コーチ、青山敏弘コーチが指導するU-22選抜。FW井上愛簾(サンフレッチェ広島/J1出場1試合)やMF名和田我空(ガンバ大阪/J1出場3試合)ら18人が招集されている。9月に行われるU-20ワールドカップ(W杯)を目指す世代の選手がほとんどでこの活動をきっかけにJクラブでの飛躍が期待される。
森保監督は「今やっている大学生は戦いの場だと思いますし、リーグ選抜の選手は試合に絡めずというところで立ち位置は違うかもしれないですけど、未来の日本のサッカーを担っていく人材」とした上で「JFAとJリーグ、大学サッカーと繋がりを持って選手の成長を促す素晴らしい企画。選手たちは試合の中でも殻を破るような成長できるような姿勢を見てみたい」と話した。
日本のトップレベルから今Jリーグで苦しむ若手たちまで。全体を見渡して、プロになって日が浅い選手たちがどのように過ごして行くべきか。若手がのきっかけになる取り組みとなれるのか。「JリーグとJFAが危機感を持って若い選手をどう育てて行くかということを考えている。日本サッカーの発展を考えた時にこういう施策を打てるのは日本の良さかなと思いますね。プロの世界で生き残ってどうやっていけるかというのを考えた時下から支えて行くということが選手が育って行く可能性を高めることになるのかなと思いました」。若手の出場時間の増加はクリアすべき課題にありそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)